
和歌山県知事が「特定空港」指定見通しで「(米軍の使用は)滑走路に座り込んででも阻止」と主張です。有事や災害などの緊急事態でもですか?
有事に備えて自衛隊や海上保安庁が訓練などで空港や港を円滑に使えるよう国が整備を進める「特定利用空港・港湾」について、和歌山県は南紀白浜空港の指定を受け入れることを明らかにしています。3月中にも指定される見通しです。
「特定利用空港・港湾」は、国が有事に備えて各地の空港や港湾を指定し、自衛隊や海上保安庁の航空機や船舶が訓練などで円滑に利用できるように整備・拡充するものですが、6日の和歌山県議会一般質問では、米軍は対象になっていないことが言及されました。
知事ともあろう人が、対話ではなく、活動家まがいの強硬策を主張するとは驚きです。
とても冷静な判断とは思えません。例えば有事の際は、自衛隊だけでなく、米軍の助けが必要になります。また、万が一、東日本大震災級の大災害が発生すれば、米軍だけでなく、他国の援助が必要な可能性もあり、日本政府の要請を受けた各国の部隊が集結するでしょう。そういった事態においても知事は座り込んででも支援活動を妨害するのでしょうか。
県民の命よりも自らのイデオロギーを優先しているようで、まるで沖縄県知事を彷彿させます。