愛知県の大村知事がリニア中央新幹線の早期開業を求め国交省に要望書「計り知れないメリットがある」

2020.12.10
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2027年の開業が難しくなっているリニア中央新幹線をめぐって、沿線の自治体を代表して愛知県の大村知事が
10日、国土交通省を訪れ、早期の開業に向けて関係者との協議を国が積極的に行うよう要望しました。

リニア中央新幹線は、2027年の東京・名古屋間の開業を目指してJR東海が建設を進めていますが、
水資源への影響を懸念する静岡県がトンネル工事の着工を認めず、協議が難航していて予定どおりの開業は難しくなっています。

10日は、沿線の自治体でつくるリニア中央新幹線の建設を推進する団体で会長を務める愛知県の大村知事が、
国土交通省を訪れ、朝日健太郎政務官に要望書を手渡しました。

この中で大村知事は、東京・名古屋間に加え、その先の大阪までの全線での早期の開業を要望するとともに、
着工ができていない静岡県の工区については、水資源や自然環境への影響の回避とリニアの早期実現が両立できるよう、
関係者との協議を国が積極的に行うよう求めました。

要望のあと大村知事は「リニアが整備され東京、名古屋、大阪の人たちが短時間で交流できるようになれば計り知れないメリットがある。
未着工の静岡県の工区が早く整備できるよう国が中心となって議論を進めてほしい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201210/k10012756561000.html