政府が「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ推薦すると閣議了解です




令和7年1月28日の定例閣議案件で、「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録に向けた推薦について、閣議了解しました。

2026年の世界文化遺産登録を目指し、『提出期限の31日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出する。順調にいけば今年秋ごろにユネスコ諮問機関が現地調査を実施し、26年夏に開かれる世界遺産委員会で登録可否が審議される』とのことです。

「飛鳥・藤原の宮都」は、奈良県明日香村と橿原市、桜井市の6世紀から8世紀にかけての飛鳥時代の文化財からなります。
天武天皇などの宮殿があったとされる明日香村の飛鳥宮跡や極彩色の壁画が見つかった高松塚古墳、それに橿原市の藤原宮跡など19の文化財が、構成資産として盛り込まれています。

2006年に文化庁が世界遺産候補地を公募したことをうけ、11月に奈良県および関係自治体が「飛鳥・藤原-古代日本の宮都と遺跡群」として名乗りを上げ、翌2007年1月23日に追加申請対象に決まり[2]、1月30日にユネスコ世界遺産センターの暫定リストに掲載された。
2020年より再三にわたり推薦書素案を文化庁へと提案してきたが正式推薦候補に選定されることなく、2023年7月3日になり政府関係筋が飛鳥・藤原を優先候補として扱うことを明らかにし、翌日永岡桂子文部科学大臣が飛鳥・藤原を2025年に推薦し2026年に審査登録を目指す目標を掲げた。
なお、2020年の推薦書素案提案以来、正式推薦の座を巡って彦根城と競合してきたが(同年から推薦は一国一件となった)、姫路城との差別化が図りきれていない彦根城は登録の可能性を高めるべく新たに導入された事前評価制度を利用することになり、制度の都合上最短でも登録が2027年になることから、飛鳥・藤原が1年先行することになった。
引用元 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群は、日本文化の発祥の地として知られており、日本列島で初めて生まれ、のちの時代にも文化的影響を与えた古代国家の宮都の遺跡群です。

日本人のふるさとと捉えている人も多いようです。世界では日本文化にリスペクトしている人が急増していることを考えると、興味を持たれるのではないでしょうか。




関連記事一覧