奈良県、奈良公園のK‐POPライブ、経費削減のため会場変更の方針です。なぜ最初から経費を考えなかったのでしょう?

奈良県が企画している奈良公園でのK‐POPによるコンサートをめぐり、奈良県や山下真知事に対する反発の声が殺到しています。

山下知事は、これまで行われていた複数の祭りやイベントを、費用の面で廃止していました。それにもかかわらず、同イベントにはおよそ2億7000万円に上ると発表したため、避難の声が殺到していました。

こういった非難の声を察したのか、議会からもイベント開催には参加を容認されましたが、費用について経費削減を求められました。

経費削減のため会場変更の方針

イベントについて新たな報道があり、『韓国の人気歌手によるK−POPのコンサートを奈良公園で開催する計画でしたが、臨時の舞台の設営に関する費用が1億6000万円かかるなど、総事業費があわせて2億7000万円にのぼっていて、事業費にかかわる県の補正予算案に賛成した議員からもイベントの経費節減を求める声が上がっていました。これを受けて奈良県は、会場を奈良公園ではなく、舞台の設営費や警備費も大幅に削減できるホールなど既存の施設で実施する方針を固め、チュンチョン南道側に伝えたことが関係者への取材でわかりました』とのことです。

当初、山下知事は、会場設営費などの事業費が約2億7000万円に上ることについては『担当者に金額を提示された際は「まあちょっと高いなと思ったが、プロが見積もりを出しているので、そんなものかなと思った」と振り返った』と、業者の見積もりを鵜呑みにして容認していたようでした。経費削減など当初は考えていなかったようです。しかし、世論の反発の大きさが影響したせいか、議会からも経費削減の要求があり、今回、このような方針を取ったようです。

なぜ最初から費用面を考慮しなかったのでしょうか?

廃止した他のイベントについては、経費や費用対効果について厳しい対応をしていたのに、今回に限ってこれでは納得できない県民も多かったでしょう。

今後も奈良県政には厳しい目を向ける必要がありそうです。

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