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国民民主を取り込みたい立民ですが、早くもつまずいています。立民の「共通政策協議会」設置に、榛葉幹事長「先に一個、一個を立民が整理して基本政策をどうするかだ」と指摘です

もはや少数政党と言えないほどの存在感を示す国民民主党に、立憲民主党がすり寄っています。

立民の徳重政調会長が参院選に向け「共通政策協議会」を設置する意向を示しましたが、これに国民民主がかみつきました。

これまでの立憲の行動を制してからでないと応じるのは難しいとの考えを示しました。

国民民主を取り込みたい立民ですが、そうは問屋が卸しません

5日、『立憲民主党の重徳和彦政調会長は5日、来夏の参院選に向け、エネルギー政策などの基本政策について国民民主党と協議する「共通政策協議会」を設置し、年内にも初会合を開くと表明した。両党の政調会長らのほか、支援組織・連合の組織内議員が参加。2024年度中の政党間合意を目指す』と報じられましたが、早くもつまずいています。

産経新聞は9日、『立民側は基本政策を協議する「共通政策協議会」を年内に立ち上げると表明したが、国民民主側は立民側の発表は違うと主張する。両党は選挙協力には憲法やエネルギーなどの基本政策の一致が必要との認識だが、話し合いの場を作る段階から虚実ないまぜの状態に陥っている』と報じました。

立民の辻元清美代表代行は9日、『国民民主側との認識のズレについて問われ、「協議体という言葉で言うのかは別として、(話し合いは)相当いいところまで詰めてきた。これまでの延長線上でやっていこうという趣旨だ」と述べた。同時に、「もったいないですよ、今まで積み上げてきたことがね」とも付け加え、引き続き政策協議を進めるべきだと強調した』とのことですが、『国民民主の榛葉賀津也幹事長はかみついた。榛葉氏は翌6日の記者会見で、「『国民民主と連携しますよ』ということをアピールしたいのかもしれない」と勘繰った上で、「協議体、どうこうという話ではない」と突き放した』とのことです。さらに『一方、国民民主側は「立民側は拙速すぎる」(関係者)と警戒心を隠さない。これまで立民が憲法やエネルギーなどの基本政策をないがしろにし、国民民主や連合が連携を否定する共産党との共闘を重視してきたからだ。榛葉氏は立民と共産が共闘した7月の東京都知事選などを挙げ、「主義・主張の異なる政党とがっつり組んだ人もいた。そういう一個、一個を立民が整理して基本政策をどうするかだ」と述べ、まずは党内意見を集約するよう注文を付けた』と、これまでの立民と共産の関係を疑問視し、共産党との関係を白紙にしない限り、政策協議には応じられない姿勢を示しました。

国民民主からすれば、有耶無耶な状態で立憲と政策協議し、合意でもしてしまえば、いざ選挙になって共産が加わってくる恐れもあるので、ここはしっかり整理してくれなければ困るということでしょう。こればごもっともな意見です。

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