野党共闘をめぐって立民内部で意見が不一致になっているようです。。。党の役員は野党共闘に前向きも、候補者は真っ向から反対しています。。。

立憲民主党は、菅直人元首相を『特命担当』として大阪に送り込みました。11日には小川淳也政調会長が大阪の遊説に入りました。

ですが菅直人元首相と小川淳也政調会長を送り込むことが党勢の追い風になるとは思えません。

その小川政調会長と候補者とで意見が対立する場面が遊説で見られました。意見不一致を露呈して、どうするのでしょうか。。。聴衆は混乱してしまうのではないでしょうか。。。

小川政調会長が大阪選挙区で演説です。。。

テレビの討論番組に立憲民主党を代表して登場している小川政調会長が大阪の遊説に入ったのですが、そこでもやはり呆れる事態が発生しました。

小川政調会長と候補者との間で、『野党共闘』をめぐって意見の不一致が露見しました。

夏の参院選に向けて各党が幹部級を全国に送り込んで街頭演説を繰り広げる中、党幹部と立候補予定者の意見が真っ向から対立する珍しい場面があった。2022年6月11日に大阪・なんば駅前で行われた立憲民主党の演説会での出来事だ。

「野党共闘、ちゃんとやってください」と訴える聴衆に対して、小川淳也政調会長は21年の衆院選では課題があったことに言及しながら、「国民にしっかり説明できる野党共闘、これをぜひ進めていきたい」と応じた。対して、大阪選挙区から立候補を予定している新顔の石田敏高氏は、有権者から選択肢を奪うとして「しない方がいいと思います」。代わりに野党間で予備選を行った方が、民意が反映されるとの持論を展開した。
引用元　立憲の街頭演説で珍場面、野党共闘で意見対立　小川淳也氏「育む」、候補予定者「しない方がいい」

小川政調会長は、自身の選挙の時に野党共闘を推し進める為に、日本維新の会に候補者取り下げを懇願していました。そのことを勘案すれば、小川政調会長の野党共闘に対する考えは想定内ですが、候補者が真っ向から『しない方が良いと思います』と答えるのは意外でした。

意見対立も浮き彫りになった立憲民主党ですが、これは役員と候補者のみならず、党の重鎮との間でも違いがあります。

立憲民主党の重鎮で現在は参議院副議長を務める小川敏夫議員は、『ただし長期的に見ると立憲民主にとっても共産にとってもこの選挙協力には限界がある。』と語っているように、いつまでもこの選挙戦略にすがることに否定的な姿勢を示しています。

小川政調会長の野党共闘に対する考えは、党内で共有されていないのではないでしょうか。小川政調会長自身が決して選挙に強い政治家であるとはお世辞にも言いきれません。自身の選挙の為にも野党共闘を『育む』必要があるのかもしれません。

小川政調会長は非常に感情がこもった話し方をしますが、政治家としての力量はどの程度なのでしょうか。少なくとも今回の件やテレビ番組での討論する姿を拝見すると、党の役員としての力量を備えているとは到底思えません。

野党との関係に関しても遊説中に分断が垣間見れる立憲民主党に期待できることはあるのでしょうか。。。