立民が国対の枠組みを高速で撤回です。。。その結果、野党各党との信頼関係を失ってしまったようです。。。
立憲民主党が主導して作られた日本共産党抜きの野党の枠組みでしたが、日本共産党の怒りを前にして一瞬で崩れ去りました。今回の一件で立憲民主党と日本共産党とのパワーバランスに変化があるのは必至です。更にただですら風当たりが強かった連合がより一層強めることになるはずです。
そして一番大きい損害が日本共産党以外の野党各党からの立憲民主党への信頼を失ったことです。
国民民主党と日本維新の会は立憲民主党に呆れ果てています。
政策よりも野党内政局でしか注目されない野党第一党に期待することの方が無理なようです。
呆れてしまう、立憲民主党の対応。。。
日本共産党の力を借りてきた立憲民主党が日本共産党を外した野党の枠組みを作りました。ですが日本共産党が当然猛反発しました。
日本共産党から猛反発を受けたら立憲民主党はあっさり方針転換をし、枠組みを放棄し、各党との個別協議に舵を取りました。
問題となったのは14日に初めて開催された立民、維新、国民民主、無所属議員の会派「有志の会」の国対委員長代理級による非公式の情報交換会だ。出席者は定期的に会合を開く方針で一致したが、外される形となった共産が反発。馬淵氏は今後の開催について「今は考えていない」と述べ、各党との個別協議に戻すと説明した。
立民側には国会審議が与党ペースで進む中、共産と距離を置く維新や国民民主との連携を強めたいとの思惑があった。一方、参院選では32ある改選1人区で共産を含む野党候補の一本化が不可欠。今回のドタバタ劇は多方面への配慮を欠かせないという立民の立場の弱さが露呈した形だ。立民幹部は「会合は非公式な上、共産とも個別に協議の場を設けたので理解を得られると考えた。ミスだった」と振り返った。
引用元 立民「共産外し」波紋 甘い見通し、信頼揺るがす
立憲民主党の幹部は『ミスだった』としていますが、常識的に考えれば日本共産党から猛反発を受けるのは容易に想像が出来たはずです。
この立憲民主党の動きに呆れているのが、巻き込まれた側の国民民主党と日本維新の会です。
信用失墜でしょうか?呆れる野党各党。。。
立憲民主党の方針転換の速さは、近年の国会で見た記憶がありません。幸い野党ですから国民生活に影響がないのがせめてもの救いです。
ですが、影響もありました。それが野党各党の立憲民主党への信頼です。巻き込まれた形になった国民民主党と日本維新の会は呆れ顔です。
ただ、見通しの甘さは野党第一党の信頼を低下させている。国民民主幹部は「謝るのなら最初からやらなければいい。『代理級なら大丈夫だろう』と高をくくったら、予想以上に怒ってしまい、『やっぱりやめます』という話だろう」とあきれた様子で語った。維新関係者は、立民が岸田文雄政権を「朝令暮改」(小川淳也政調会長)と批判していたことを念頭に「お家芸の『ブーメラン』が突き刺さった」と皮肉った。
引用元 立民「共産外し」波紋 甘い見通し、信頼揺るがす
更に日本維新の会の幹部は今回の騒動について次のようにも語っています。
一方の維新幹部は「本当に情けない。立憲の新旧執行部による内ゲバだが、詫びを入れたことで共産に頭が上がらなくなった」と立憲側を突き放した。
引用元 「共産外しは誤り」立憲が一転して謝罪・撤回
日本維新の会の幹部が言う通り、立憲民主党の新旧執行部の争いが今回の騒動の原因なら呆れ果てるしかありません。
立憲民主党は何をするにも上手くいきません。衆議院議員総選挙では日本共産党と組み、まさかの惨敗を喫し、日本共産党の連携を巡っては棚上げでその場をしのいでいます。
そして今回の騒動です。この政党に政策を期待するのは無理なことのようです。枝野前代表は『まっとうな政治』を掲げていましたが、その前に『まっとう』にすべきことが山ほどあると思います。