文化庁、100年フードで日本の食文化を継承




文化庁の取り組みとして、日本の多様な食文化の継承や振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを推進しています。

KYODOの記事によると、文化庁は5日、地域に根付く食文化をPRする「100年フード」に石狩鍋(北海道)やカキの土手鍋(広島県)など26都道県の50件を認定した。郷土料理やB級グルメが対象で認定は3回目。  江戸時代以前から伝わる「伝統」部門ではカキの土手鍋のほか、いぶりがっこ(秋田県)や薩摩焼酎(鹿児島県)など31件を認定した。明治・大正から続く「近代」はみそ煮込みうどん(愛知県)など5件。昭和以降に誕生し今後100年の継承を目指す「未来」は石狩鍋や黒石つゆ焼きそば(青森県)など14件を選んだ。と書かれています。

これまでに250件の食文化が認定され、認定後は、認定団体の活動をメディアが取り上げられたり、ロゴマーク入りの商品が販売されるなど、100年フードは全国に広がりを見せています。

食文化の功労者を表彰

文化庁は、日本の伝統的である、和食や郷土料理など食文化の功労者を表彰する制度を取り組む考えであり、料理人の社会的地位の向上に努める方針です。

芸術性や技術力、文化継承への貢献度などを評価し、将来の人間国宝の候補者とする考えです。



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