岡田幹事長のラブコールも維新に届かず。候補者調整に意欲示すも「維新から『考えていない』と必ず言われる」
立憲民主党の岡田克也幹事長は、次期衆院選で野党候補の一本化に意欲を見せるも、「維新から『考えていない』と必ず言われる」と記者団に漏らしたそうです。
自民党の議席を減らすため野党集結を狙っている立民ですが、維新は「選挙協力は政権の在り方や政策に関する合意が前提」と、立民の誘いを断っています。
岡田幹事長のラブコールも維新に届かず。
岡田幹事長は、15日に記者団に、次期衆院選での日本維新の会との候補者調整の可能性について『現時点ではライバルであることが多い。選挙区でかなりぶつかっている。一本化することで自民党を上回る可能性が高いところについては、将来的な調整を否定してはならない。微妙な言い方をしたのは、「そんなこと考えていない」と必ず言われるので…。ただ、与党を過半数割れに追い込むという共通の目的のために、調整をする可能性は最後まで追求していきたい』と述べました。
立民と維新と言えば、一時は「国会内で共闘する」ことで合意しましたが、結局は解消となり、元の犬猿の仲に戻りました。最近でも幹部同士で非難の応酬をしています。
藤田文武幹事長は、立民の選挙協力について『選挙協力は政権の在り方や政策に関する合意が前提だと強調。そうした合意がない候補者調整は「都合が良過ぎる。国民や他党からも信頼を失う」と立民を批判した』と語ったと報じられています。そのうえで『我々のスタンスは「お互い切磋琢磨(せっさたくま)しましょう」ということ。立憲の「与党を倒したい」「野党はできる限り協力したい」というスタンスは理解しているが、丁寧にお断りしている』とも述べています。
岡田幹事長のラブコールも維新には届いていないようです。もっとも、藤田幹事長の主張は正論です。政策が合わない選挙協力は野合だと、国民民主党の玉木雄一郎代表も語っていました。
立民は「政権の在り方や政策に関する合意」が出来る党と選挙協力をすればいいのではないでしょうか。