立民・枝野前代表が維新の会が政権を取った場合『いきなり政権を取ったら2009年の民主党政権どころではない。大惨事が起きる。』と発言です。。。
代表の座を退いて以降、表だった発言を控えてきた枝野前代表ですが、ここにきて活動を活発化させています。
低迷する立民の党勢への危惧なのか、他の所属議員と同様に維新の会に対しては厳しい声をあげています。
自身の支持者向けの集会で『いきなり政権を取ったら2009年の民主党政権どころではない。大惨事が起きる。』と語るなど維新の会への警戒感を露わにしています。
維新の会を批判する前に、民主党政権の当事者として当時の混乱について反省の弁を述べてもらいたいものです。
維新の会を批判する前に民主党政権の大惨事への反省を述べるべきでは。。。
泉代表に遠慮してか、表だった発言を控えてきた枝野前代表ですが、自身の支持者向けの集会で維新の会に対して、『大臣、副大臣、政務官をやったことがない素人ばかりの第2自民党が、いきなり政権を取ったら2009年の民主党政権どころではない。大惨事が起きる。』と辛辣な言葉を投げかけています。
『民主党政権どころではない。大惨事が起こる』ということは、枝野前代表が民主党政権が少なくとも惨事であったという認識なのでしょうか。
仮に惨事という認識があるのであれば、維新の会を批判する前に、民主党政権の当事者として国民に対して詫びるのが先ではないでしょうか。
民主党政権では、対米関係も悪化し、当時の鳩山首相とオバマ大統領の非公式の会談では、普天間基地の移設問題で決着の期限を設けた鳩山首相オバマ大統領が『きちんと責任を取れるのか』と疑問を呈していたと報じられたこともあります。
アメリカ側に、不信感だけを募らせた民主党政権は日本外交史に残る大惨事と言えると思います。
民主党政権の大惨事は外交だけではありません。内政では『コンクリートから人へ』のスローガンのもとに公共事業を悪者扱いしました。
群馬県の八ッ場ダムに至っては、着工目前だった2009年に民主党政権がダム建設の中止を掲げました民主党政権の象徴として八ッ場ダムの行方に注目が集まりましたが、地元からの反発を受けると一転して中止を撤回しました。
この八ッ場ダムは2022年に無事完成し、多目的ダムとしての機能を発揮しています。
外交においては唯一の同盟国であるアメリカの信用を失い、内政では八ッ場ダムのような迷走を民主党政権は見せつけました。
枝野前代表は維新の会を警戒しているのでしょうが、民主党政権の大惨事に向き合わず、維新の会を批判している姿勢は全く共感が持てません。
少なくとも民主党政権が見せつけた大惨事は、当事者たちが政界にいる限り、イメージとして持たれ続けるものだと思います。