立民元幹部『遅い。本当に遅い。組閣も経済対策も全てが遅い。いつもならこの時期は既に本格的な国会論戦だ。』⇒9月の臨時国会召集は5年間でたった一度しかありませんでした。。。
当時の枝野代表が代表を退くことを決め、代表選には小川淳也衆議院議員も出馬しました。
代表選では敗れましたが、政調会長を務め、2022年の参議院議員通常選挙の公約を取りまとめるなど小川議員は奔走していました。
今は政調会長も離れ、無役になっていますが、その熱量は衰えるところがありません。ですが、やはり小川議員も立民の国会議員であることに変わりはないようです。
岸田総理を批判したいのでしょうが、事実とは異なると感じる批判をXに投稿しているのです。
岸田総理を批判するも、事実に反する。。。
政調会長を辞任し、すっかりマスコミ露出が減ってしまった小川議員ですが、変わらずの熱量をもって政治活動をしています。
ですが、看過できないのが岸田総理への批判です。建設的な批判であるなら傾聴に値すると思いますが、小川議員の岸田総理批判は思い込みによるものなのです。
小川議員は臨時国会の召集についてSNSに『遅い。本当に遅い。組閣も経済対策も全てが遅い。いつもならこの時期は既に本格的な国会論戦だ。』と岸田総理の対応の遅さを批判しています。
小川議員は『いつもならこの時期は既に本格的な国会論戦だ』と投稿していますが、小川議員のいう『いつもなら』とはいつを指すのでしょうか。衆議院のホームページには国会の会期一覧が掲載されています。
令和の5年間を見ても、9月下旬に臨時国会が召集されたのは令和2年の1度だけです。しかも会期はわずか3日間です。
令和の5年間でたった一度しかない9月の臨時国会召集を『いつも』というのはさすがに無理があるのではないでしょうか。
小川議員の思い込みによる批判はこれだけではありません。岸田総理が党役員人事について『幹部は兼職回避』と言及した記事を引用し、『これ自体は正しいことだと思う。しかし自らは側近の木原さんに異例の要職兼務をさせている。それを自覚されてのご発言なんだろうか。本当に首をかしげる。』とSNSに投稿しているのです。
ですが小川議員が引用している時事通信の記事を読んでみると、記事には『憲法改正実現本部をはじめとした総裁直属機関の人事などが調整中であることに触れ、「幅広い方に役員になってもらいたい。原則、兼務を避けてほしい」と語った。』と記されているのです。
総裁直属機関の役員との兼務を避けよと岸田総理は指示をしているのです。小川議員は『本当に首をかしげる』と綴っていますが、記事の中身を読んでいないのかと首をかしげたくなります。
小川議員は、他の立民所属議員とは異なり、政策通で建設的な野党議員だと思っていましたが、批判最優先の立民議員との違いを失ったのでしょうか。
小川議員には思い込みで政府を批判する所属議員とは一線を画すまっとうな国会議員になってもらいたいと思います。