運動がアルツハイマー病を軽減させる効果




マサチューセッツ総合病院の研究チームより、運動がアルツハイマー病のリスクを減少させる要因が運動中に体内を循環するホルモンによるものだと発表されました。

運動がアルツハイマー病のアミロイドβ沈着を減少させることは以前から知られていたが、そのメカニズムははっきりしていなかった。英アルツハイマー病協会によれば、定期的な運動は認知症発症のリスクを約30%減少させることが分かっている。特にアルツハイマー病(アルツハイマー病は認知症の一種)は、45%のリスク減少につながるという。

アルツハイマー病のリスクを減らす活動は、運動以外にもある。オーストラリアと米国の研究チームが7月に発表した研究結果によれば、パズルやカードゲーム、チェス、成人向け講習の受講など、認知機能を積極的に使う活動をすることで、70歳以上の認知症発症リスクを11%減らすことができるという。

また米食品医薬品局(FDA)は7月、世界初のアルツハイマー病治療薬を正式承認した。バイオジェンとエーザイが開発した「レカネマブ」と呼ばれるこの薬は、脳のプラークを除去することによって認知症の進行を遅らせられるとされるが、その安全性を懸念する声も出ている。

引用元 運動のアルツハイマー病予防効果、仕組みをついに解明か

運動は、アルツハイマー病の予防に効果的なものであるとされており、運動によって脳の血流が改善され、ニューロンを維持する神経栄養因子の分泌が増加し、アルツハイマー病の原因物質の沈着を減らすなどの様々なメカニズムが総合的に働いて脳の老化を防いでくれます。



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