立民・泉代表、野村農相の汚染水発言を批判です⇒まずは所属議員の汚染水発言を批判するべきです。。。

野村農相は『処理水』について『汚染水』と誤った発言を行い、岸田総理から叱責を受け、全面的な謝罪と撤回を指示されました。

本人は『言い間違えた』として謝罪、そして撤回をしました。野村農相には緊張感をもって職務にあたってもらいたいと思いますが、これをまたしても批判材料にしたのが立民・泉代表です。

野村農相に対して厳しい言葉を並べた泉代表ですが、野村農相を批判する前に、やるべきことがあるのではないでしょうか。所属議員で『汚染水』と連呼している人たちに対して、まずは処分を下すべきです。

野村農相に対しては批判するも、所属議員についてスルー。。。

野村農相が言い間違えて『処理水』を『汚染水』と発言したことを格好の攻撃材料にしているのが立民・泉代表です。

泉代表は1日に行われた定例記者会見で野村農相を批判しました。

泉氏は、発言は「不適切」、農水相としての資質は「感じられない」と指摘。政府は、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」で処理する前の水を「汚染水」、処理後の水を「処理水」と説明しており、海洋放出されているのは「処理水」。野村氏の発言が不適切な理由を

「それ(放出されているのが「処理水」であること)を世の中に伝えていく側の政府であり、また、特に水産業を追う所管をしている大臣で、農水大臣はその意味で不適切だった」
と説明した。辞任を要求するかについては次のように述べ、現時点では明言しなかった。

「農林水産業を所管している大臣が、このような気の抜けた対応を続けるということは、やはり岸田政権に影響を与えると思う。それは岸田政権、岸田総理がどう判断するかということを注視したい」
引用元 泉代表、農水相「汚染水」発言を批判「気の抜けた対応」 立憲一部議員の使用には「つぶさに私は分からない」

野村農相の発言は言い間違いとはいえ、褒められたものではありません。ですが、泉代表に野村農相を批判するだけの資格があるとは全く思えません。

立民には言い間違えではなく、確信的に『汚染水』と連呼した議員がいるのです。

処理水の海洋放出が始まった日、阿部議員はSNSに次のように投稿しています。

東京電力福島第一原発事故後の汚染水をALPS処理して海洋放出する作業が開始された。今あるタンク分を流すだけで三十年、更にこれからも溜まり続けることから、完了時期は不透明、かつ放出される放射性核種の総量も把握されておらず、トリチウム以外の拡散も検証されていない。
引用元 阿部議員SNS

さらに福島県いわき市で行われた集会で石垣議員が『汚染水』と連呼していたことが報じられています。

岡田克也幹事長は7月11日の記者会見で処理水放出は「科学的には一応答えは出ている」とする一方で、風評被害を防ぐための努力が「十分だとはとても思えない」と発言。理解を得るための努力が足らないという点で政府を批判してきた。放出されるのは「処理水」だと表現。この見解は泉健太代表も繰り返しており、党の見解として定着している。

これに対して、石垣氏は「汚染水」という表現を強調して政府の対応を批判した。

「結論ありきでこのアルプスをして処理された汚染水の海洋放出を強行したことに対して断固として私も反対の声を上げたい」
「これは福島第1原発事故に由来する汚染水の処理の問題だ」
引用元 立憲・石垣のりこ氏、「汚染水」連呼で政府批判 またも「謀反」に幹事長は何を思う

野村農相の言い間違えが批判されるのであれば、確信的に『汚染水』という言葉を使っている2人に対しても泉代表が批判ないし処分を下さなければ筋が通りません。

身内に甘く、他人に厳しい姿勢をまたしても見せつけた格好です。

処理水の海洋放出をめぐる問題は、与野党関係なく対応しなければならない問題です。この問題に対しても、『野党だから』といって甘い対応をしていて、国政政党としての務めを果たしているとは言えません。

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