志位委員長、処理水の海洋放出を批判⇒細野議員からツッコミです。。。日本共産党は立民化したようです。。。

いつも一定の存在感を示す日本共産党ですが、処理水の海洋放出についてはいつもと様相が異なります。

岸田総理が処理水の海洋放出を閣議決定した後、志位委員長はSNSで中止を強く求め、真剣な検討と対策を求めました。志位委員長から具体的な提案もあり、友党の立民との違いを示したかに思えましたが、この提案について細野議員が総ツッコミをしています。

かつては国会で注目を集める質疑を行なっていた日本共産党ですが、立民に近づいてしまったためか、今では立民化が進んでいるように思えます。

志位委員長が具体策を提示するも、細野議員から鋭いツッコミ。。。

国会で議席数が減少の一途を辿っている日本共産党ですが、国会質疑では注目を集めることが多々あります。

そんな日本共産党を率いる志位委員長が処理水の海洋放出をめぐって政府に対して中止を求め、検討と対策を訴えています。

会見で表明。
一、汚染水の海洋放出の決定は、国民・福島県民への約束を投げ捨てるもの。中止を強く求める。
一、汚染水はアルプスで処理しても、放射性物質のトリチウムは除去できず、「規制基準以下」とはいえセシウム、ストロンチウムなどの放射性物質も含まれていることを政府も認めており、関係者の同意が得られないのは当然。
一、原発建屋内への地下水流入を止めない限り、汚染水は増え続ける。「凍土壁」などが十分な効果をあげていないにもかかわらず、政府は有効な手立てをとっていない。広域の遮水壁の設置など汚染水増加を止める手立てを真剣に講じるべき。
一、専門家から「大型タンク貯留案」「モルタル固化処分案」などが提案されている。真剣な検討と対策を行うべき。
引用元 志位委員長公式SNS

専門家から提案されている対策を例示し、処理水の海洋放出の中止を求めています。対策を例示する点で、立民との違いを見せましたが、その例示した対策について、この問題に詳しい細野議員からツッコミを受ける事態になってしまいした。

細野議員は志位委員長が例示した対策について、厳しい言葉を投げかけています。

志位委員長が指摘した「大型タンク貯留案」は論外で、「モルタル固化処分案」は政府内で専門家によって慎重に検討され、コスト面と安全面から否定された。中国政府が言及している大気放出はモニタリングが困難。日中の共産党は検討経緯を把握していないのか、無視しているのか。現実的には海洋放出一択だ。
引用元 細野議員公式SNS

細野議員から検討経緯を把握していないのではないかとまで言われる始末です。確かに大型タンクモルタル固化処分(コンクリート固化)は政府内で検討されています。

政府の発表している資料をみると、細野議員が指摘しているように『検討過程を把握していないのか』という疑念を抱かざるを得ません。

具体策を例示するまでは良いですが、今までの検討過程を仮に把握していないというのであれば日本共産党にしてはあまりにもお粗末です。

今まで存在感を示してきた日本共産党がこのような調子では立民と大差ありません。立民に近づき過ぎたせいか、日本共産党の良いところは失われてしまったようです。

具体策を提示するなら今までの検討経緯を踏まえ、現実的なものを提示してもらいたいと思います。

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