立民・泉健太代表「今の時代、基礎票なんてないんです」 苦悩の野党第1党。。。
野党第1党である立憲民主党の代表・泉健太氏に批判が相次いでいます。解散総選挙の可能性がささやかれる中、党の方向性が判然としないためです。前回の衆院選で同党は共産党などと候補者の一本化を行ったが、逆にそのことで議席を減らしたとの見方もあるようです。
旧立憲民主党のイメージからアップデートされていない?
有権者にとって立憲民主党の立ち位置が見えにくいのは、野党間の選挙協力だけの話ではない。そもそも現在の立憲民主党が、結党当初の党と異なることをあまり知られていない可能性もある。2017年の結党は、当時の民進党が希望の党へ合流する流れに反発して離脱したリベラル色の強いメンバーがつくった政党だった(旧立憲民主党)。だが、2020年9月、国民民主党とともに一度解党。メンバーが離合集散し、同じ名前で再度結党したのが現在の立憲民主党(新立憲民主党)だ。泉氏はそのタイミングで国民民主党から立憲民主党に移ってきたメンバーだ。だが、この再結党の翌日に、安倍晋三首相が内閣総辞職、菅義偉氏が総理大臣に選出された。このニュースで立憲民主党の再結党は相対的に小さく報じられることになった。結果、新しい立憲民主党が以前とどう違うのか、あるいは、そもそも再結党された事実すら有権者に十分伝わっていない可能性もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4030d9ffec64902831fbc9f0a085d5e7a66410a9?page=4
立憲民主党が政権与党になったらこういう政府になりますよ、というビジョンを示すことが何よりも優先すべきではないでしょうか。自民党政権の批判や逆張りではなく、これからの日本をどういう方向に導こうとしているのかを、愚直に、わかりやすく訴えることが、どの野党にも求められることだと思います。
ひとつひとつの政策について、これは賛成、これは反対、とやるのは意味がないことのように思えます。党としての大方針が伝わってくればそれは国民が判断できる材料の一つになるのではないでしょうか。