エアコンと扇風機の併用は節約になる?
夏の暑さが続く中、電気代の節約は重要であり、快適な生活を維持しながらエネルギーコストを抑えるためにも、エアコンを使うときは、扇風機を併用する方も多いのではないでしょうか。
併用時の節約効果っていくら?
それでは、エアコンと扇風機を併用した場合、どれくらいの節約効果が期待できるのでしょうか。秒速1メートルの風を受けると体感温度が1度下がるといわれています。扇風機の風速は一般的に秒速2メートル程度といわれており、風が当たっている間は体感温度が2度下がると推測できます。
とはいえ、扇風機を首振りなしにしない限りは、常に扇風機の風が当たるわけではありません。扇風機とエアコンを併用するにあたり、エアコンの温度を26度から27度へ1度だけ上げたと仮定しましょう。
冷房時に1度上げると、10%程度の節約効果が期待できることから、12時間使用の電気代が198.24円から178.416円となる計算になり、差額として約20円を削減できます。扇風機にかかる電気代は1日9円程度だったため、エアコンと併用したほうが節約になるといえるでしょう。
まとめると、各パターンにおける電気代は下記のとおりです。
<エアコン・扇風機・併用時の電気代>
・エアコンのみ12時間稼働:およそ198円
・扇風機のみ12時間稼働:およそ9円
・エアコンの温度はそのままに扇風機併用で12時間稼働:およそ207円
・エアコンの温度を1度上げて扇風機併用で12時間稼働:およそ187円
※小数点以下四捨五入
電化製品の効率的な利用として、その他に洗濯機や冷蔵庫などの電化製品も効率的に使用することが大切であり、洗濯機は大量の洗濯物をまとめて洗うことで、冷蔵庫はドアを開け閉めする回数を減らし、節約効果があります。
これらのポイントを意識することで、夏の電気代の節約につなげることができ、快適な生活環境を保ちつつ、エネルギーの無駄遣いを防ぎましょう。