小沢議員『候補者を統一しさえすれば、絶対に自公の候補に負けないのが現実だし、国民の願いだ』⇒昨年の世論調査では半々の結果でしたが?
トップが示した方針に堂々を後ろから撃つことが党風になっているのが野党第一党の立民です。そんな立民の中で後ろから撃つ名手になっているのが重鎮の小沢議員です。
小沢議員は泉代表が示した候補者調整しないという選挙戦術に有志の会を作り徹底抗戦する構えを見せています。
その有志の会の第一回の会合が開催され、その場で小沢議員は『候補者を統一しさえすれば、絶対に自公の候補に負けないのが現実だし、国民の願いだ』と発言したと報道されました。
『国民の願い』とは一体なにを指して言っているのでしょうか。
後ろから撃ち続ける小沢議員
何をしても存在感が高まることがない立民ですが、注目されているのが選挙戦術をめぐる内ゲバです。
小沢議員を筆頭に泉代表が一旦示した選挙戦術に異を唱える議員らが結成したのが有志の会です。その有志の会で第一回となる会合が開催され、小沢議員は立民が置かれた状況と候補者調整の必要性を訴えました。
立憲民主党の小沢一郎衆院議員らが設立した「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」が24日、国会内で初会合を開いた。一本化に向けた本格的な動きが見られない中、各党それぞれが候補者擁立を続ける現状への危機感を共有した。
中略
こうした状況のなか小沢氏は、この日の会合の冒頭、報道各社の世論調査で立憲の政党支持率について、「ますます思わしくない状態になっている」と発言。「候補者を統一しさえすれば、絶対に自公の候補に負けないのが現実だし、国民の願いだ」と述べた。小沢氏自身は、21日に共産の志位和夫委員長らと会食するなど、その動きを活発化させている。
引用元 立憲・小沢氏ら「有志の会」が初会合 野党候補一本化の現状に危機感
小沢議員は政党支持率に対して危機感を持っているようですが、立民の支持率が激減したわけではありません。常に低位で安定していることに今更気が付いたのでしょうか。
そして小沢議員らが訴える候補者調整について『国民の願いだ』と強調していますが、一体どんな根拠に基づいて語っているのでしょうか。昨年の参議院議員通常選挙の前に行われた世論調査では候補者調整を望んでいる割合は過半数にも届きませんでした。
今回の参院選で野党同士で統一候補を立てるほうがよいかも尋ねた。「立てるほうがよい」42%、「そうは思わない」46%と割れた。立憲支持層では「立てるほうがよい」が7割に上ったが、無党派層では44%だった。「立てるほうがよい」は18年12月の調査では50%だった。
引用元 政治変わってほしいのに…、野党期待できない8割 朝日世論調査
立民は世論調査を材料に政府を批判することが多々ありますが、過半数にも届いていないのに『国民の願いだ』とするのは無理があるのではないでしょうか。
小沢議員らが代表を後ろから撃つ姿をみて、政党支持率、更には期待が高まるとは全く思えません。小沢議員らのやり方はどうも『昭和の国会』に思えてなりません。
小沢議員らは代表をいつまで後ろから撃ち続けるつもりなのでしょうか。みんなで決めた代表を堂々と後ろから撃つようでは、政党支持率はこれからも下がると思います。