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今年も内閣不信任案が取りざたされる時期になりました。。。すっかり会期末の風物詩です。。。野党は懲りないのでしょうか?

1月に招集された通常国会も6月21日の会期末まであとわずかになりました。通常国会で終始存在感を発揮することができなかった立民ですが、またしても悪い癖が出ています。

会期末の風物詩と言っても過言ではない内閣不信任案の提出を念頭にした発言が出始めたのです。内閣不信任案は野党にとって最大の切り札であるはずですが、立民が野党第一党になって以降、通常国会の会期末に提出される単なる風物詩に成り下がってしまいました。

立民は提出するだけで満足なのかもしれませんが、国会を空転させることだけを目的に提出するのは止めてもらいたいと思います。

会期末が迫ると言及される内閣不信任案です。。。

予算の審議が重要法案の審議でも波乱もなく、与党ペースで進んでいる通常国会ですが、会期末まで残り約1か月になりました。

1月から招集されているというのに、野党第一党の立民に存在感はありません。放送法の解釈をめぐり問題こそ注目されていましたが、その追及する議員の失言によって今ではその問題はなかったかのような静けさです。

存在感を示せなかった立民ですが、通常国会の風物詩とも言える動きが報じられています。

 政府が今国会成立を目指す法案は60本で、このうち8日までに26本が成立。政府・与党は延長なしで全法案の成立を期す方針だが、「野党は必ず見せ場をつくろうとする」(自民中堅)と警戒する。
 立民の安住淳国対委員長は衆参補欠選挙直後の4月26日、内閣不信任案を念頭に「政局全体に影響する。深く考えて、国民にとってどういう対応が野党第1党としていいのかを判断したい」と述べた。
引用元 会期末にらみ与野党攻防 防衛・入管法、週内にも衆院通過―不信任案の提出焦点

自民党の中堅議員が指摘しているように、『見せ場』を作る為か、内閣不信任案を念頭にした発言が目立ってきているのです。

この内閣不信任案に関する動きですが、昨年も似たような時期に動きがありました。

衆院は9日午後の本会議で、立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案と、細田衆院議長への不信任決議案を採決する。いずれも自民、公明両党などの反対多数で否決される見通しだ。
中略
8日に衆院に提出された内閣不信任決議案では、岸田内閣が物価高への対応などで「無為無策だ」と非難している。立民の馬淵澄夫国対委員長は9日午前、国会内で記者団に「岸田内閣は国民を見ていない。国家運営に対して、もはや信任に値しない」と述べた。
中略
野党は両不信任決議案の採決で対応が分かれる見込みだ。共産党はいずれも賛成する。日本維新の会と国民民主党は内閣不信任決議案に反対し、議長不信任決議案は採決時に退席する。
引用元 内閣不信任案は否決へ、細田衆院議長への不信任案も…立民に同調限定的

昨年は6月8日に提出され、9日に採決された内閣不信任案ですが、昨年ですら野党各党で同調する動きは広がらず、結局、立民と日本共産党のみが賛成するという情けない結果に終わってしまっています。

昨年ですらそのような有り様だったため、今年も同様の結果になることは目に見えています。

可決もされず、野党も揃って採決に臨むわけでもない内閣不信任案は、もはやただの通常国会の会期末の風物詩と化しています。

内閣不信任案を利用して見せ場を作ろうとする手法も、今では古い手法なのではないでしょうか。論戦を通じて見せ場を作る方が有権者の共感を得やすいと思います。

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