岸田総理、G7広島サミット開催を前にジュニア会議に参加
岸田総理は、5月に広島市で開催される先進7カ国首脳会議を前に、参加国の高校生で構成するジュニア会議のメンバーと岸田総理は面会を行い、核兵器廃絶を柱とする要望書を受け取りました。
G7広島サミットの開催を前に、ジュニア会議に参加した高校生たちが岸田総理を訪問し、核兵器廃絶に向かう決意などを示した成果文書を手渡しました。
5日、夕方総理官邸を訪れたのは、サミットジュニア会議に参加したG7各国出身の高校生たちです。
高校生らは、「核軍縮や核兵器廃絶を目指さなければならない」などジュニア会議での議論や解決策をまとめた「成果文書」を岸田総理に手渡しました。
岸田総理は「若い世代が世界の課題を考えるきっかけになった」などと成果を評価したということです。
【ジュニア会議に参加した高校生 武田高校・サウザー一左さん】
「広島に落とされた核は広島だけじゃなく、人類に対しての攻撃だと思います。核は人類に対して悪いものであり、その核を落とす力をだれも持つべきではないと思います。そこを主張してほしいと思います。唯一の被爆国として」また、湯崎知事は「共同宣言文」を手渡し、自治体とともにG7広島サミットの開催に全力を尽くすなどと伝えました。
G7サミットでは、自由、民主主義、人権などの基本的価値を、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7か国で共有し、世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題について、率直な意見交換を行います。
G7サミット開催まで1か月まで迫り、広島の魅力を世界に発信する意気込みや、さまざまな波及効果への期待があり、広島市で開かれる先進7カ国首脳会議へ向けた準備が進み、歓迎ムードは高まるばかりです。