JR東海が示した「田代ダム案」に対して静岡県が「少し待った」
28日、行われた川勝知事の定例会見ですが、1時間半に及んだ会見で、半分以上の時間がリニア問題に割かれました。特に力が入ったのが、「田代ダム案」についてです。
リニア工事で県が求める「全量戻し」の案としてJR東海が提示している「田代ダム案」。大井川の最も上流部にある「田代ダム」は、東京電力のグループ会社が管理していて大井川から取った水を、発電のために山梨県へと送っています。
JR東海が流域市町などに説明
「田代ダム案」では、リニアのトンネル工事で山梨県側に流れ出た水と同じ量だけ、田代ダムの取水量を減らし、大井川の水への影響をなくす計画です。「大井川利水関係協議会」
27日、大井川の流域市町や利水団体からなる「大井川利水関係協議会」が開かれました。出席したのはJR東海や大井川流域市町、そして県などです。当初、JR東海は個別に流域市町に説明をするとしていましたが、これに県が待ったをかけました。県の望み通り、一堂に会した場でJR東海は田代ダム案について説明、東京電力側と協議を始めることへの理解を求めました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f47581c184907e8df7974444e312fddfc3969ed5
島田市の染谷市長の意見は具体的ですし、実現も容易な内容ですから、市の権利の確保のために積極的に行動しているのが分かりやすいです。
他の市長さんたちの意見も概ね同様に評価できるように思います。
それに対して、県の意見は評価できかねるのはないでしょうか。最終的には静岡県民の方々はどのような判断をするのでしょうか。