国民民主党の玉木代表が『行政文書』の流出の背景の精査を訴えています。。。流出には政治的な意図があったのでしょうか。。。

議論すべきことが山積みの通常国会ですが、安全保障政策の議論、物価高対策の議論よりも立民議員が入手した行政文書について議論が紛糾しています。

一部野党が政府を追及する構えを見せていますが、違った立ち位置を表明したのが国民民主党の玉木代表です。

玉木代表は流出の経緯について指摘をしています。行政文書が安易に流出することは『国家のセキュリティ管理の問題としてもちろん問題』と指摘しているのです。

流出した文書には『取扱厳重注意』等が記されていました。日本は行政文書の管理が甘いのでしょうか。

玉木代表が指摘するセキュリティの問題。。。

何事もなく来年度予算が衆議院を通過し、議論の場は参議院に移りました。衆議院と同様に粛々と議論が行われるのかと思いましたが、総務省の行政文書をめぐり議論が紛糾しています。

政府を攻撃する決め手に欠いていた一部の野党は、この行政文書を契機に政府の批判を強めています。

ですが、行政文書への認識が野党内で一致しているわけではありません。独自路線で存在感を強める国民民主党の玉木代表は国のセキュリティ管理の視点から行政文書について言及しています。

国民民主党の玉木雄一郎代表は同日午前の記者会見で、「認めるのが遅かった」とする一方で、「ああいう形で行政文書が安易に外に流出すること自体は、国家のセキュリティ管理の問題としてはもちろん問題」とも指摘。「見えない意図」に振り回される可能性もあるとして「こういったリークや情報流出が行われた背景も合わせて、きちんと精査すべき」などと主張した。

公表された資料は「総務省の職員の方」から提供を受けたといい、その多くには、右上に「厳重取扱注意」「取扱厳重注意」の注意書きがある。

玉木氏はこの点を念頭に、

「外に出すことがルールとして駄目だとされているものが(外部に)渡って、国会議員の手に渡り国会で議論になり、そして後付けでそれを認めていくというようなことになっている」
  「ああいう形で行政文書が安易に外に流出すること自体は、国家のセキュリティ管理の問題としてはもちろん問題だと思う」

引用元 放送法めぐる「行政文書」流出が「政治的意図のもと行われたなら問題」 国民・玉木代表持論「背景も精査すべき」

玉木代表の言う通り、取り扱いについて『厳重』といった注意書きがあるにも関わらず、なぜ流出したのでしょうか。

さらに玉木代表は他の野党とは違った視点を指摘しています。それが政治的意図の有無です。

内容の是非はこれからきちんと精査すると同時に、ある場合には政治的意図を持って、こういうリークが行われて、我々が大きく振り回されてしまう。それは何か見えない、もう一つの意図に振り回されている可能性もあるので、そういった観点、特に選挙にこういったものがどう影響するかどうかも含めて、これはあまり適切な行為とは思えない。それは民主主義のプロセスに関して、こういったリークを通じて何かをやろうとすることが、ある政治的意図のもとに行われたとしたら、それは問題。中身の是非を精査すると同時に、こういったリークや情報流出が行われたその背景も合わせて、きちんと精査すべき
引用元 放送法めぐる「行政文書」流出が「政治的意図のもと行われたなら問題」 国民・玉木代表持論「背景も精査すべき」

こちらも玉木代表の言う通りではないでしょうか。取扱厳重注意の行政文書が何かしらの意図をもって野党議員に届けられたのであれば、それはそれで問題です。

今後国会では、一部野党はこの行政文書を武器に政府への批判を強めると思います。国会の議論をすべき場で批判を展開するのであれば、玉木代表が指摘しているような問題点についても議論してもらいたいと思います。

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