辻元議員が岸田総理に『さまざま』という言葉の封印を求めました。。。国会の質疑でやることなのでしょうか。。。

来年度予算が衆議院を通過したことによって、参議院での議論が始まりました。立民は辻元議員を質問に立たせ、懸命に存在感を出そうとしているかのようです。

その期待に応えるべくなのか、辻元議員が質問で岸田総理に詰め寄りました。

ですが、辻元議員の質問で報道されているのは政策論ではなく、岸田総理の口癖の追及でした。存在感を示すことがマスコミに報道されることを意味するのであれば、大成功な質問だったと思いますが、市民の誰ひとりとして岸田総理の口癖の封印に関心はありません。結局、市民の信頼をさらに失うことにしかなりません。

立民、そして辻元議員は政策論で存在感を示すことは苦手なのでしょうか。。。

参議院予算委員会で岸田総理の口癖を追及した辻元議員です。。。

議論の舞台が参議院に移った来年度予算の審議ですが、立民は参議院予算委員会に辻元議員を立たせました。

どのような質問を辻元議員が岸田総理にぶつけるのかと思いましたが、いつも通りの批判した姿が報道されています。

2023年度予算案の審議が始まった1日の参院予算委員会で、岸田文雄首相が国会答弁で駆使する「岸田ワード」のひとつ、「さまざま」が話題になった。

立憲民主党の辻元清美参院議員は、質問に入る際に「最初に申し上げたい。総理の口癖は『さまざまな』で、そう言う時はだいたいごまかす時だ」と切り出し「『さまざまな議論』『さまざまな意見』という言葉は封印してほしい」とけん制し、質疑に入った。
引用元 岸田首相「言っちゃいけなかった」辻元清美氏の封印要求にも「さまざまな」を連発し、自ら訂正

岸田総理に対して『さまざま』というワードの封印を求めた辻元議員ですが、一体何の意味があるのでしょうか。

政策を決定するにあたり、さまざま議論があるのは当然ではないでしょうか。辻元議員の質問を受けて、答弁に立った岸田総理も戸惑いを隠せない様子です。

 参議院の予算委員会で岸田総理は「さまざま」という「口癖」を封印するよう求められたうえで、子ども子育て政策の予算倍増の財源について追及されると。

岸田総理大臣:「えーっと『さまざまな』…失礼。『さまざま』って言っちゃいけなかった、ごめんなさい。はい。この10年間をみましても、子ども子育て政策については社会の変化のなかで『さまざまな』議論が起こり、あっ、えーと…議論が行われてきました。この10年間みましても、幼児教育の無償化ですとか、待機児童の受け皿確保とか、その優先順位を作って『さまざまな』…失礼。子ども子育て政策を進めてきました。その政策を支えるための内容を踏まえた予算がどうあるべきかを考えていこうと申し上げています」
引用元 「“さまざま”はごまかし…」立憲・辻元氏 岸田総理の口癖を“封印”

この答弁を見れば、岸田総理が『さまざま』という言葉を辻元議員がいうような『ごまかし』として使っているわけではないことが窺えます。ただの口癖です。

それにしてもこのような追及が来年度予算の審議に役立つことはあるのでしょうか。今回質問に立った辻元議員に関しての報道の多くは『さまざま』の封印に関するもので、政策に関する報道は皆無に等しいものでした。

辻元議員、そして立民はこれで存在感を示せたと思っているのでしょうか。多くの人が求めている存在感は政策論での話であって、このような箸にも棒にも掛からぬ何の意味もない追及の話での存在感ではありません。

このような調子で存在感を示そうとするのであれば、辻元議員はもちろん、立民に期待を抱くことなど夢のまた夢の話だと思います。結局、今回も国民の信頼をさらに失うことにしかなりませんでした。

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