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一般社団法人への委託事業が都議会でも取り上げられました。都は制度を見直す方針を示していますが公金管理のあり方として十分なのでしょうか。。。

東京都が一般社団法人に委託していた事業をめぐって東京都監査委員会が担当局に勧告を出す異例の事態になりましたが、ついに都議会でも取り上げられる事態に発展しました。

福祉保健局長には制度のあり方が問われ、その翌日には小池都知事に対しても質問が飛び出しました。

問題は公金支出の管理の方法です。制度を変えるのであれば、管理のあり方を徹底してもらいたいと思います。

都議会でも取り上げられる公金の支出と管理

東京都監査委員が異例の対応をとった東京都の委託事業をめぐる問題ですが、監査委員の再調査の勧告の期限を迎える前に、都議会でもこの問題に関する質問が行われ、東京都は制度を見直す考えを示しました。

この日の都議会定例会代表質問で、滝口学都議(都民ファーストの会)は支援団体が増えているとした上で、より多くの民間活用と経費の使途をより明確にするため「補助によるスキーム(仕組み)を検討するべきだ」などと指摘した。

これに対し、西山智之・福祉保健局長は「支援対象者の状況に応じて柔軟に対応できる仕組みとすることが必要だ」とした上で、「支援に取り組む団体の活動を一定の基準に基づき後押しできるよう、補助制度化に向け、国と調整している」と答弁した。
引用元 Colaboなど委託の都事業 制度改正の意向

経費の使途を明確にするために、補助制度への変更を国と調整していることを明かしました。補助制度とすることによって公金の管理が徹底できるのでしょうか。

これで福祉保健局が行っていたような杜撰な会計管理は無くなるのでしょうか。

制度の変更が示唆されたこの問題ですが、保健福祉局長だけではなく、小池都知事に対しても質問が飛びました。

浜中義豊都議(自民)は事業について「契約や会計管理のあり方が問われている」などと指摘。21日の都議会代表質問で、同事業について補助制度化に向けた国との調整を始めたとの都答弁に触れ「(従来の)委託から補助への切り替え検討は、何か問題があったからなのか」と疑問を示した。また、小池氏には、少子化対策に対する質問とともに、事業に関する認識を求めた

小池氏の答弁では少子化対策には触れたものの、支援事業には言及しなかった。また都側も「支援対象者の状況に応じて柔軟に対応できる仕組みとすることが必要だ」などとする21日の答弁を繰り返した。
引用元 小池知事、Colabo問題に言及せず 東京都議会で一般質問

公金の管理のあり方が問われているにも関わらず、支出する側の最高責任者の都知事が言及を避けたことには呆れるしかありません。

小池都知事への質問の前日に示唆された補助制度への変更が、より厳しく公金管理を行えるというのであれば大賛成ですが、制度の名称だけを変えたようなものであれば、公金管理のあり方として不適切としか言いようがありません。

東京都福祉保健局が行った委託事業の管理の杜撰さが目立った今回の1件ですが、都政を担う小池都知事にも一定の責任はあるのではないでしょうか。

東京都のきちんとした説明が待たれます。

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