岸田総理、異次元の少子化対策として全国各地の現場視察を開始
岸田総理は、異次元の少子化対策として、最重要課題に位置付けた子ども・子育て政策に関し、全国各地の当事者の話を聞く現場視察を開始しました。
岸田文雄首相は4日午前、石川県小松市を訪れ、建機大手コマツの関連施設で、育児支援に関する同社の取り組み状況を視察した。子どもが急に体調を崩した際に社員が業務を離れやすくする取り組みや、出産後に育休を取りやすい制度について説明を受け、首相は環境整備が重要だとの認識を示した。政府が取り組む少子化対策の具体化に向け参考にしたい考えだ。
首相はコマツの社員らを前に「会社や地域のさまざまな努力が子育て環境を支える好循環を感じた」と語った。
政府関係者によると、同社が東京都の本社機能の一部を小松市へ移転後、現地で働く女性社員の出生率が向上したという。
岸田総理は、衆院予算委員会にて、現場視察の他に少子化対策の一環として結婚を控えた若いカップルや子育て世帯への住宅支援を拡充する意向を示し、思い切った支援として、子ども・子育て政策のひとつとして住宅支援拡充も重要な視点としています。
物価高や住宅価格の上昇で、現役世代にとって、子育てしやすい家を持つことが必要であり、住宅支援を子育て政策の一部とし、希望する人に対して、子どもを産みやすい環境づくりにつなげる方針です。