立民・泉代表『国会議員がさまざまな見解を持つことそのものは、即座に否定されるべきものではない』と所属議員の汚染水発言を咎めず。。。
福島第一原発の処理水の海洋放出が始まりましたが、予想されていた通り、中国が猛烈に反発しています。
中国の反発は予想されていたことはいえ、予想もしないことも起きています。立民に所属する阿部議員が『汚染水をALPS処理して海洋放出する作業が開始された。』とSNSに投稿したのです。
阿部議員はこれまでも『処理汚染水』と表現していましたが、今回は『汚染水』と表現しています。
立民には厳しい対応を期待していましたが、泉代表は記者会見でお咎めなしの姿勢を示しました。風評被害をなくすために、一つ一つのことが大事だと思いますが、立民にはその気はないのでしょうか。。。
所属議員の発言を咎めようともしない泉代表。。。
処理水の海洋放出が開始されましたが、SNSに残念極まりない投稿をしているのが阿部議員です。処理水の海洋放出が始まった当日に阿部議員はSNSに次のように投稿しています。
立憲民主党の阿部知子衆院議員が24日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出について「汚染水をALPS処理して海洋放出する作業が開始された。」と伝えた。今月18日にはX(旧ツイッター)で「処理汚染水」と表現していたが、24日は「-水」という表現は「処理水」も含めて使用しなかった。
24日は処理水の海洋放出が始まったというニュースを引用。「東京電力福島第一原発事故後の汚染水をALPS処理して海洋放出する作業が開始された。今あるタンク分を流すだけで三十年、更にこれからも溜まり続けることから、完了時期は不透明、かつ放出される放射性核種の総量も把握されておらず、トリチウム以外の拡散も検証されていない。」とコメントした。
引用元 立民・阿部知子氏「汚染水をALPS処理して海洋放出」と報告 7月に韓国野党議員と共同声明
阿部議員は『汚染水』と表現していますが、これでは中国、そして韓国の野党の立場と同じです。
安全性については立民執行部も決着済みと認めているにも関わらず、このような投稿をする阿部議員は一体何を考えているのでしょうか。このような一つ一つの積み重ねが風評被害につながるということに気がついていないのでしょうか。
阿部議員の言動について厳しい姿勢を立民が打ち出すと期待していましたが、記者会見で泉代表が示した姿勢は期待を裏切るものでした。
泉氏は「日本政府は処理水という表現で、さらに国民に説明をしていかなければならない」と指摘。国際的な安全基準に合致するとの国際原子力機関(IAEA)の判断について「重みのあることだ」と語った。
一方、立民の阿部知子衆院議員は24日も米短文投稿サイト「X(旧ツイッター)」で「汚染水」という表現を使って投稿した。阿部氏は25日に「処理水」と書き込んだが、泉氏は「党の見解は『処理水』だ」としつつも、「国会議員がさまざまな見解を持つことそのものは、即座に否定されるべきものではない」と語った。
引用元 立民・泉氏「党の見解は『処理水』」 一部の「汚染水」表現で
泉代表が言うように、国会議員が各々見解を持つことは大切なことだと思いますが、風評被害を助長しかねないようなことも否定しないとは驚き呆れるばかりです。
この処理水に関する風評については、政府のみが取り組めば良いという問題ではなく、与野党関係なく全国会議員が取り組まなければならない問題だと思います。
泉代表の姿勢は党内ガバナンスの放棄以外の何物でもありません。立民は時が経てば経つほど党としての未熟さが明らかになっています。このような政党はコアな支持者にはウケても、多くの有権者に受け入れられることはないと思います。