細野豪志議員『(再処理施設からの処理水放出で)健康被害があったと考えている人はいるのだろうか?』

1月13日に首相官邸で開かれた関係閣僚会議で重要な方針が示されました。それが福島第一原発事故後に貯まり続ける処理水の在り方です。

処理水の海洋放出の方針は一昨年の4月に決めていましたが、今回はその時期が示されたのです。その時期は今年の春から夏ごろを見込みとされています。

この処理水放出について日本共産党、一部のマスコミや中国が反対の姿勢を示し、予想されていた通りあいかわらず騒いでいます。

この事態に対して、環境大臣等を歴任した細野豪志議員が重要な指摘を交えながら反論しています。

細野議員のように冷静に議論が出来る人はマスコミにはいないのでしょうか。。。

細野議員が六ケ所村再処理施設の処理水を例にあげ、興味深い指摘をしています

福島第一原発事故後、処理水を貯蔵するタンクが福島第一原発の敷地内に数多く設置されてきました。ですが、いくら設置しても増え続ける処理水を永久に貯蔵しておくことは不可能です。

そこで政府は海洋放出の方針を決め、13日に開かれた関係閣僚会議では海洋放出の時期が示されました。

福島第一原発にたまる処理水について、政府はおととし4月、国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決め、放出開始はその2年後程度をめどとしていました。

この方針を受けて東京電力は、ことし春ごろの放出開始を目指してきましたが、13日の会議では、放出に使う海底トンネルの工事などにかかる時間を精査した結果、具体的な時期としては、春から夏ごろを見込むことを確認しました。
引用元 福島第一原発 処理水放出の開始時期 春から夏ごろ見込む 政府

この示された方針について、一部で反対の声が上がっていますが、環境大臣を務め、今でも福島第一原発事故について積極的に発言している細野議員が興味深い指摘をしています。

まず細野議員は海洋放出に反対する勢力について『負けるわけにはいかない』と語り、議論を尽くす姿勢を示しています。

処理水の海洋放出について、残念だがマスコミの一部と共産党の反対は確定的。気になるのは、原発事故対応を経験した議員もいる立憲民主党だ。彼らの対応次第では予算委員会の主要議題になる。こういう時の反対派の情報拡散力は凄まじい。福島の復興のためにもここで負けるわけにはいかない。
引用元 細野議員公式SNS

そして海洋放出反対が主張する風評被害等について次のように指摘しています。

六ヶ所再処理施設から2007年の一年間で福島と同種の処理水1300兆ベクレル(福島の処理水は総量で860兆ベクレル)が海洋放出された。施設のある青森県の沖合、津軽海峡を泳ぐ大間のマグロを日本人は高級魚として食べていたわけだが、健康被害があったと考えている人はいるのだろうか。
引用元 細野議員公式SNS

細野議員が指摘している六ケ所村再処理施設は、核燃料の再処理施設です。細野議員が言うように六ケ所村再処理施設からの処理水の海洋放出は問題視しないにも関わらず、福島第一原発の処理水のみを問題視するのは明らかに筋が通りません。

細野議員の六ケ所村再処理施設からの処理水の海洋放出について、福島第一原発の処理水の海洋放出反対派どのような姿勢なのでしょうか。

一貫した姿勢を出せなければ、政治家はもちろんのことマスコミの信用されるわけがありません。

細野議員には今後も福島第一原発事故に関連する問題について積極的な情報発信を期待したいと思います。

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