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立民幹部、維新の会との連携について『通常国会でもやらない手はない』⇒一方で民主党時の重鎮は国民民主党との合流への努力を求めています。。。

昨年は参議院議員通常選挙がありましたが、今年は統一地方選挙が行われます。昨年1年間を通じて存在感を発揮することができなかった立民は、今年こそは存在感を発揮することができるのでしょうか。

その立民ですが、政策も理念も違う維新の会との連携を通常国会でも進める姿勢を幹部が示しています。ですが維新の会にすり寄る立民に対して、参議院副議長も務めた輿石氏は国民民主党との合流を求めています。

重鎮すら疑問を呈する立民の維新の会への接近ですが、極少数の岩盤支持層の離反さえ招くのではないのでしょうか。。。

国民民主党への接近を求める重鎮の輿石氏です。。。

昨年の臨時国会で立民は政策も理念も違う維新の会との連携を強めました。その過程では泉代表が維新の会に秋波を送った結果、支持層からの反発を受けることも度々ありました。

その支持層からの反発を気にしていないのか、立民の幹部は通常国会でも維新の会と連携する姿勢を示しています。

両党は10日の国会閉幕後、共闘に向け調整を加速。泉、馬場両氏は20日昼、東京都内の中華料理店で会食し、通常国会でも連携が必要との認識を共有した。立民の安住淳、維新の遠藤敬両国対委員長も同日、昼食をともにしながら、具体的な共闘テーマを巡って意見交換した。

立民幹部は「通常国会でもやらない手はない。維新にもメリットがある」と共闘に前のめりだ。背景には、「改革保守」のイメージが強い維新との連携で右にウイングを広げ、前執行部時代に失った支持層を取り戻したいとの思惑がある。
引用元 立憲民主・維新、通常国会も共闘継続 統一選へ食い違う思惑

政策も理念も異なる政党との連携を立民は強めようとしていますが、その方針について全ての人が同意しているようではありません。

立民の前身の民主党時代に参議院の重鎮として辣腕を振るった輿石氏は現執行部とは違った方向を見ています。

輿石東元参院副議長は毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。

「国民民主党は、元々は立憲と一つだった。関係修復に向けてもっと議論し、軸を明確にして『心合わせ』をしていくべきだと思う。一つの大きな塊ができれば、有権者にもう一度期待してもらうことは十分可能だろう」と語った。
引用元 輿石東氏 立憲は国民民主と合流する努力を 政治には「わくわく感」が必要

輿石氏の視線の先にあるのは維新の会ではなく、独自路線で存在感を強める国民民主党です。しかも『大きな塊』と言っていることから、合流を念頭に置いていることがわかります。

その輿石氏は維新の会との連携について『志が一致しない人々が集まっても、再び分散してしまいかねない。』と辛辣な言葉を送っています。

重鎮の目から見ても、立民と維新の会は『志が一致しない』のです。

政策や理念を置き去りにして数合わせに走る立民の執行部の方針は重鎮には見透かされているのです。

存在感を示すことが一向にできない立民の現執行部ですが、その傾向は今年も続くのでしょうか。それとも民主党以来の伝統である分裂をするのでしょうか。

立民には政局以外で建設的な議論ができるという姿勢を今年こそは見せてもらいたいと思います。

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