マイナンバーカード、申請件数の普及目標である運転免許証の保有者数を超える
マイナンバーカードの申請件数の普及目標として、顔写真付きの証明書として最も普及している運転免許証の保有者数を、去年中に越えることを掲げた中、運転免許証の保有者数8190万を超えたことを明らかにしました。
マイナンバーカードの発行申込件数が、運転免許証の発行枚数を超えました。
松本総務相は6日朝の会見で、マイナンバーカードの発行申込件数が4日時点で8300万件にほぼ達し、これまで顔写真つきの本人確認証明書として最も多かった運転免許証のおよそ8200万枚を超えたと発表しました。
松本総務相は「関係省庁や地方自治体と連携して取り組んだ成果だ」と強調しました。政府は年度内に「ほぼ全国民に行き渡らせる」という目標を掲げていて、先月にはカード申し込みなどで最大2万円分が受け取れる「マイナポイント第2弾」を2月末まで延長しています。
ただ、8300万件は国民の66%にすぎず、松本総務相は「『やはり持とう』と考え直してもらえるよう、広報活動などに注力したい」と述べました。
次の目標として、ほぼ全国民への普及を掲げ、さらなる上積みを目指し、マイナポイントである、カード取得や保険証としての登録の対象となるカードの申請期限を、2022年12月末の予定から2月末まで延長し、携帯電話ショップや郵便局でカード申請を可能にすることなど、申請サポート事業にも取り組んでいます。
その他にも、マイナンバーカードによる住民票の写しや戸籍証明書など11種類の本人確認の省略化など、普及拡大に努めています。