コロナ検査キットのインターネット販売は薬剤師による説明を義務付け
抗原検査キットは、新型コロナウイルス感染の可能性を把握して、適切な行動につなげていくためのツールとして、手軽にセルフテストができる物として活用されており、厚生労働省は、抗原検査キッドのインターネット販売について見直しを行いました。
厚生労働省は、国が承認した新型コロナの抗原検査キットのインターネット販売で、薬剤師による購入者への説明を義務付けることを決めました。
国の承認を受けた抗原検査キットは、医療現場での使用に加え、薬剤師が使用方法を購入者に説明することを条件に、薬局での販売が特例的に認められています。
厚労省の専門家部会は23日、すでに開始が決定された検査キットのネット販売の際、薬剤師に対しキットの適切な使用方法などに関する説明を義務付けることを決めました。
購入者への説明にはメールやビデオ通話が使われる見通しです。
抗原検査キットのインターネット販売について議論を進めており、国が承認していない研究用の製品が出回る可能性を考えると、薬剤師が使用方法を購入者に説明することは安全性が高まるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大から、医療機関や発熱外来の逼迫から脱却するためにも、承認を受けている検査キットのインターネット販売は重要であり、検査キットの使用方法や取り扱いの注意など考慮した取り組みが引き続き必要となります。
