オミクロン株BA.2の警戒が強まりつつ、継続的な対策と体制を検討
全国的に新型コロナウイルスの新規感染者数は、1か月にわたり減少傾向が続いているとしています。
その一方、再度増加に転じる可能性があること、重点措置が解除されたことによって、人との接触の機会が増える時期を迎えることから、感染状況への影響に注意が必要としています。
◆80歳以上の入院は減ったが、40代から60代の入院が増えている
(安井医師)現在の新型コロナの状況としては、80歳以上の高齢者の方の入院が以前に比べて減りました。特に、高齢者施設から病院に運ばれてくる方は減っています。高齢者への3回目接種が進み、その効果が出てきていると考えられます。一方で、40代~60代のワクチン接種できていない方が重症化し、入院する事例が増えています。また、クラスターが起こった事例をみても、以前よりも急速に感染者数が増えた印象でした。オミクロン株の別系統であるBA.2の伝播性が高いと新型コロナ対策の専門家会議でも言われていることから、その影響は少なからずあるように感じます。
ワクチン接種が進み、免疫をもつ人が増えると罹患率は減ります。引き続き、ワクチン接種を含めた基本的な感染対策をしていくことが大切です。
新型コロナウイルス対策で適用されていた、蔓延防止等重点措置が今月21日で解除されましたが、次の第7波への警戒が強まりつつあり、体制を整えています。
3回目のワクチン接種の追加により、オミクロン株に対しても有効性が回復するとしています。
今後も新型コロナウイルスに正面から立ち向かい、継続的に対策を続ける必要があります。