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不安を煽ることがマスコミの使命なのでしょうか。。。テレビ朝日が中台について記事タイトルで不安を煽っています。。。

日本と友好な関係を構築している台湾に大きな歴史的な出来事がありました。アメリカのペロシ下院議長が訪台したのです。このペロシ下院議長の訪台について、猛烈な抗議をしているのが中国です。

地域の緊張が高まっている中、信じられない見出しで報道をしたのがテレビ朝日です。ペロシ下院議長の訪台についての中国側の動きを『【速報】中国の空母2隻が出航 台湾の空港に“爆破予告”』との見出しで報じたのです。

ですが、配信された記事の内容を確認してみると、『空母出航』と『爆破予告』は全くの別物だったのです。

このような、いわゆる『釣りタイトル』で不安を煽ることがマスコミのするべきことなのでしょうか。。。

テレビ朝日が信じられない不安の煽り方をしています。。。

ペロシ下院議長の訪台が報じられて以降、中国側の姿勢が硬化の一途を辿っていました。ペロシ下院議長は大統領承継順位が副大統領に次ぐ地位にあります。

そのような要職にある人物の訪台とあって、訪台とあって中国は過敏に反応していました。ブルームバーグでは次のように報じられていました。

アジア歴訪中のペロシ米下院議長は2日夜、台湾に到着する見通しだ。副大統領に次いで大統領継承順位2位の現職の下院議長による訪問が実現すれば、1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりとなる。台湾を領土の一部と見なす中国は議長訪台の場合、軍事行動も辞さぬ構えを示している。
中略
中国はペロシ氏が実際に訪台すれば軍事的な対応を警告。対応の内容は特定していないものの、2大経済大国の間の危機の引き金になりかねない。
引用元 ペロシ米下院議長、訪台の見通し-中国は軍事行動も辞さぬ構え

軍事的な行動も辞さない構えを訪台前から中国は見せていました。こうした中台、そして米中で緊張が高まっている中、テレビ朝日が配信した記事のタイトルが『【速報】中国の空母2隻が出航 台湾の空港に“爆破予告”』です。

この記事で次のように記されています。

台湾の複数のメディアによりますと、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」を中心とする2つの艦隊が2日までに母港のある青島と海南島を離れたということです。

台湾海峡に向かっているのかどうかは不明ですが、ペロシ下院議長の動向に合わせた動きとみられます。

また、2日午前に台湾の桃園国際空港に対して「ペロシ氏の台湾訪問を阻止するため3つの爆発物を設置した」との脅迫メールが届いたということです。

引用元 【速報】中国の空母2隻が出航 台湾の空港に“爆破予告”

この記事はテレビ朝日のニュースアカウントでも投稿されています。

ですが、記事の内容を読めばわかる通り、中国空母の出航と空港爆破は全く別の事実関係です。中台、そして米中で緊張が高まっている中、このようなタイトルで不安を煽ることがマスコミのすべきことなのでしょうか。

テレビ朝日はモーニングショーという煽りに特化した番組を放送していますが、会社として煽ることが肯定される企業風土なのでしょうか。

テレビ朝日の新社長は就任会見で『信頼回復』を掲げていましたが、このようなタイトルで記事を配信することは、『信頼回復』に逆行することであることは間違いありません。

不安を煽ることだけが取り柄のテレビ朝日は放送免許を返納するべきではないでしょうか。

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