熱中症対策「エアコンの適切な利用」「屋外ではマスク外す」政府
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、マスクによる飛散防止の取り組みが熱中症に繋がるものとして、リスクが上昇してしまいます。
この夏、必要な電力を確保できる見通しが立ったことから、政府は熱中症対策としてエアコンを利用し、屋外ではマスクを外すよう呼び掛けることを決めました。
21日、政府は熱中症の対策会議を開き、この夏、無理な節電をせず、エアコンを適切に利用することや2メートル以内で会話するような場合を除き、屋外ではマスクを外すよう呼び掛けることを決めました。
6月末の記録的な暑さで熱中症による救急搬送者や死亡者が例年にない水準だったことや、この夏、電力の安定供給に必要となる水準を確保できる見通しが立ったことが理由ということです。
環境省や国交省、厚労省や文科省など11省庁が合同して呼び掛けるのは初めてです。
コロナ感染と熱中症を両立して防止を行うためにも、政府は、適切な行動を呼びかけています。
熱中症対策としては、エアコンの使用中もこまめな換気を行い、喉が渇いていなくても水分補給は大切とされています。
マスクは飛沫の拡散防止に効果がある一方で、高温・多湿な環境では、熱中症のリスクが高くなるため、熱中症を防ぐためにも、近距離で会話する場合を除いて、屋外はマスクを外すよう取り組むことが大切です。