コロナ対策や時短影響により食中毒件数は過去20年で最少件数




2021年の食中毒発生件数が過去20年で最少である結果が厚生労働省から発表がありました。

まとめによると、21年の食中毒件数は717件。患者数は1万1080人で、うち2人が死亡した。最少だった20年(887件)をさらに下回り、新型コロナ拡大前の19年(1061件)と比べ顕著に減少した。

原因となった食品は、魚介類が最多の223件で、コロッケやギョーザなど加工された「複合調理品」(41件)、肉類(31件)、野菜類(29件)なども多かった。寄生虫のアニサキスによる食中毒は半数近い344件で、カンピロバクター(154件)、ノロウイルス(72件)と続いた。

場所別では、飲食店が283件と4割近くを占めた。家庭は106件、保育園や老人ホームなどが31件、学校は10件だった。飲食店での食中毒を月別で見ると、緊急事態宣言が発令されていた4~9月は10~20件程度と少なかったが、解除後の10~12月は30~40件程度と増加した。

飲食店などから持ち帰った料理を家庭で食べて食中毒になったのは24件だった。新型コロナの感染拡大でテークアウトの需要が広がる中、厚労省は自治体に対し、店側や消費者に注意喚起するよう求めている。

引用元 食中毒件数、過去20年で最少 コロナ対策、時短影響か 厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大以降は、食中毒発生件数が減少傾向であり、コロナ対策による衛生意識の向上や、飲食店の営業時間の短縮などが影響したとみています。

梅雨や夏は気温が高いことから細菌が増えやすく、細菌性の食中毒の発生件数が増加し、冬はノロウイルスなどのウイルス性の食中毒の発生が見られるので、食中毒は年間を通して、日頃から食中毒の予防に心がける必要があります。





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