新型コロナに一度感染した人は、ワクチンをいつ接種すべき?
日本の新型コロナウイルス感染拡大を防止し、感染者の重症化を抑えるため、政府はワクチン3回目の接種に全力を尽くし、第6波の出口に向かって歩みを進めています。
その中で、過去に新型コロナに感染した場合も再び感染することがあるため、一般的にワクチン接種が推奨されます。
過去に感染した人も再び新型コロナに感染することがありますが、ワクチンを接種することで再感染のリスクを下げることができます。
イスラエルからの研究によると、新型コロナに感染した人が、その後に新型コロナワクチンを接種すると再感染するリスクをワクチン未接種者よりも82%減らしました。
ただし、この研究はオミクロン株が広がる前の期間を対象にしていますので、オミクロン株ではこの数値は必ずしも当てはまりません。
イギリスからも同様の報告が発表されており、過去に新型コロナに感染した人がワクチン接種をした場合、ワクチン接種をしていない人と比べて再感染を90%以上減らし、感染後1年以上、ワクチン接種後6ヶ月以上経過しても効果が維持されました。
なお、厚生労働省は3回目の接種については、感染から3ヶ月を目安としています。
再感染のリスクを低下するためにも、3回目のワクチン接種は重要な感染防止対策と言えます。
ワクチン接種については、2月中旬に100万回の接種を実現し、接種ペースが上がり、一日も早く希望する方にできるだけ多く接種できるよう政府も全力を尽くしています。