岸田首相“聞かない力” 柔軟に見せつつ、実は譲らぬ“頑固”な面も
岸田政権になって初の予算委員会が始まり、岸田首相が一問一答の答弁に臨みました。自ら“聞く力”を強調してきた岸田氏ですが、ここでは“説明する力”も問われます。はたして新総理初の答弁は周囲にどのように捉えられたのでしょうか。
■「メモをとる総理は、初めて見た」
番組ではまず安倍・菅政権の予算委員会での答弁と岸田首相のそれとを比較することから議論を始めた。安倍元首相は強い反論、攻撃的論調の答弁が目立った。菅前首相は同じ言葉を繰り返すことが多かった。 しかし岸田首相の答弁には“ご指摘の通り”“おっしゃる通り”という文言が多い。政治ジャーナリスト田崎史郎氏は次のように分析する。 政治ジャーナリスト 田崎史郎氏 「安倍元総理は攻撃されると、その攻撃をエネルギーとして反撃するんですね。菅さんは攻撃されますと、とにかく同じ言葉を繰り返し、ボロが出ないようにする。で、岸田さんは、受け止めはして、引くところは引いて、柔軟に対応している。それぞれに味がありますよね…」 実際、予算委員会で対峙した野党議員も、岸田首相が他の首相と異なることを実感していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/be79d3d76ed8a1a13803d2d13aa7dc0d39cf7189
指摘されていることは多々あるものの、野党議員も岸田氏に対して評価が高いことが分かります。
有言実行、即時決断するフットワークの軽さに加えて、色々な意見にも耳を傾けることができる岸田氏には今後も期待できると思っていいのではないでしょうか。