岸田首相、新型コロナウイルス飲み薬の確保と医療現場への提供に向けての取り組み
世界的に大流行とされている新型コロナウイルス治療薬がファイザー社によって開発が進められています。
アメリカの製薬大手ファイザーは14日、開発中の新型コロナウイルスの増殖を抑えるための飲み薬について、臨床試験の最終的な分析の結果、入院や死亡のリスクを89%低下させる効果がみられたと発表しました。
ファイザーは14日、新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ飲み薬について、臨床試験の最終的な分析結果を発表しました。
中略
また、発症から5日以内に投与を開始した場合でも、入院や死亡のリスクは88%低下したとしています。
さらに新たな変異ウイルス、オミクロン株に対する効果についても、実験室で確認したところ、増殖を抑える効果がみられたということです。
新型コロナウイルス感染リスクを大きく低下し、流行中であるオミクロン株に対しても効果がある飲み薬に注目が集まっています。
岸田首相もこの飲み薬に注目し、日本の感染拡大防止対策へと取り組みを進めています。
岸田総理は、ファイザー社と新型コロナの飲み薬を200万回分確保することで基本合意しました。政府は、こうした飲み薬について全額公費負担する方向で検討しています。
岸田首相
「ファイザー社の経口薬についてはブーラ会長と私が直接電話会談を行い、200万回分の確保について基本合意をすることができました」岸田総理は、きのう行われたファイザー社ブーラCEOとの電話会談で飲み薬200万回分を確保することで基本合意したことを明らかにしました。また、政府は24日に審査予定のメルク社の飲み薬「モルヌピラビル」を、すでに160万回分確保していて、認可されれば速やかに承認し年内から医療現場に提供するということです。
岸田首相は飲み薬の確保と合わせて、医療現場への提供へ向けて取り組んでいます。
行動力がある岸田首相の感染拡大防止の取り組みに注目です。