新型コロナウイルスワクチン3回目の接種期間の検討
新型コロナウイルスの感染力は世界で今もなお収まることなく、各国で感染拡大が続いています。
現在の日本は新型コロナウイルスの感染状況が改善されつつあり、更なる感染防止を図るため、政府はワクチン3回目接種を検討しています。
新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、岸田総理ができるだけ前倒しをする方針を明らかにしたことを受け、後藤厚労大臣は改めて前倒しの方針を強調したうえで、全国民を対象にするのは難しいとの考えを示しました。
後藤茂之 厚労相
「ワクチンは順次輸入されるものであり、現状で全国民を対象に接種間隔の前倒しを一律に行うのは困難である」3回目の追加接種をめぐっては、きのう、岸田総理が2回目からの接種の間隔を「8か月を待たずに、できる限り前倒しする」と明言していました。
これを受けて後藤厚労大臣は、けさの会見で改めて3回目の接種について前倒しする方針を示した一方、「現状で全国民を対象に前倒しを行うのは困難」との認識を示しました。今後、前倒しする人の優先順位を決めて、接種を進めていく考えです。
数か月も前から政府は新型コロナワクチン3回目の接種を検討していた中で、前倒しの一律接種が困難だと見解を示しました。
新型コロナウイルス拡大防止に常に取り組んでいながらも、輸入のことを考えた計画を実行通りに進めるのは、至難の業と言えます。
その中でも、コロナ対策に取り組み続けている岸田首相だからこそ、最善の手を尽くしていただくことを期待しています。