岡田幹事長、立民と国民民主の一本化は「連合も応援しやすくなる」共産党との関係は無視なのでしょうか?

立憲民主党の岡田克也幹事長が国民民主党との合流に意欲を示しています。

岡田幹事長は、立憲民主党と国民民主党の合流は連合の意向と言いますが、その前に共産党との関係はどうなのでしょうか。

「非共産」も連合の意向で、連合は、共産党と連携すれば推薦できないと言っています。

都合の良いことばかり言う岡田幹事長。共産党との関係は無視ですか?

立憲民主党の岡田克也幹事長は11日のBSテレ東の番組で『国民民主党と立憲民主党は大きな塊になるべきだと。もう1回私は大きな塊を目指したい。そこで一緒になることで連合も一本で応援しやすくなるわけですから』と発言しました。

連合の芳野友子会長も昨年11月に『一つの大きな塊をめざしたい』と、国民民主党の玉木雄一郎代表に次期衆院選へ立憲民主党と協力するよう求めています。確かに国民民主党と立憲民主党が連携することは、連合の意向でもあります。しかし、一方で忘れてはいけないのが立憲民主党と共産党との関係です。

連合は昨年11月9日の中央執行委員会で次期衆院選の基本方針案を決定しています。『共産党を念頭に「異なる社会の実現を目的に掲げる政党」と政策協定を結んだり、集会に参加したりした候補者は「推薦できない」と明記した』という内容です。

立憲民主党の泉健太代表は同日に、党本部で芳野会長と会談し、芳野会長は、泉代表が10月下旬に共産党の志位和夫委員長と選挙について意見交換した経緯に触れ『連合の構成組織や地方連合会から多くの不安の声が寄せられた』と懸念を示したうえ、『候補者調整は立民と国民民主の間でしてほしい。連合が求める政治に合わない候補者を推薦することはできない』と念を押しています。

つまり、連合の意向とは、立憲民主党が共産党と手を切り、国民民主党と連携して欲しいということです。岡田幹事長は「一緒になることで連合も一本で応援しやすくなる」と言いますが、大前提が「非共産」であることを忘れているようです。

共産と手を切らなければ連合の支援はおろか、国民民主党との連携も合流も夢のまた夢です。

本当に連合の意向を考えているのなら共産党との関係を白紙に戻さなければならないのに、それを棚上げするのは都合が良過ぎです。だからいつまでたっても国民から信用されず、支持率が低迷したままなのです。

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