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原発をめぐって対応が分かれた立民の代表選。。。立民のイメージ刷新に繋がるのでしょうか。。。それとも支持離れでしょうか。。。


盛り上がりに欠けている立憲民主党の代表選ですが、いよいよ終盤になりました。その代表選は残念ことにマスコミで多く取り上げられていません。

ほとんど盛り上がらず、注目度も低い代表選ですが、珍しく候補者4人の意見が割れたことがありました。それが原発についての対応です。

立憲民主党は結党以来、原発に対して否定的な対応を取ってきました。反原発がいわば立憲民主党の目印のようなものになりましたが、代表選に出馬した4人のうち2人が原発再稼働容認と報道されました。

現実主義になることに拍手を送りたいと思いますが、それでは党のアイデンティティを失い、少ない支持者の支持離れを加速させることになるのではないでしょうか。

原発再稼働で割れた代表選

立憲民主党の代表選がマスコミで報じられる時は、大体が日本共産党との関係を問われたものでした。代表候補者が掲げる政策は、自民党総裁選と比べ、報じられることは極端に少ないものになっています。

そんな代表選ですが、珍しく、4人の候補者の対応が分かれたことがありました。それが原発についてです。

立憲民主党の代表選(30日投開票)に立候補している小川淳也元総務政務官(50)と泉健太政調会長(47)は24日夜、出演したBS日テレの報道番組で、原子力発電所の限定的な再稼働を容認した。一方、逢坂誠二元政調会長(62)と西村智奈美元厚生労働副大臣(54)は否定した。立憲は綱領で「原発ゼロ社会を一日も早く実現する」と掲げている。
中略
小川氏は「3・11の(東京電力福島第1原発の)事故を胸に刻んだ上で当時よりかなり厳格な管理、基準が進んだことを踏まえて、極めて限定的に、やむを得ないことはある」とした。 
泉氏は「2030年の段階では(厳しい安全基準などの条件を)満たした原発は予備電源として確保する」とした報告書を党でまとめたと紹介。「予備電源という意味で、ごく少数の原発は稼働させられるような状況を考えておかなければいけない」と語った。
引用元 小川氏、泉氏は限定的な原発再稼働を容認 他候補は否定 立憲代表選

(2020年11月時点)

小川衆議院議員と泉衆議院議員が、原発再稼働を容認したことは驚きです。現実主義者の立場に立たれたのでしょうか。

ですが、世間が抱く立憲民主党のイメージは脱原発・反原発というものではないでしょうか。

事実、立憲民主党は党の綱領等で「原発ゼロ」を掲げています。

イメージ払拭も方向が違うのではないでしょうか。。。

立憲民主党は、政府与党との違いを明確にする為に、衆議院議員総選挙の際の公約や党の公約で「原発ゼロ」を目指すことを謳っています。

苦渋の経験を踏まえ、近く公表するのが次期衆院選公約だ。「原発のない社会に向けた不可逆的な方針を速やかに確立する」と明記し、自民党内で待望論が強い新増設も認めない方針を示す。
中略
立民は綱領で「原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現する」と打ち出している。原発の活用を求める財界と密接な関係にある自民党の政権下では脱原発の取り組みに限界があるとして、原発ゼロや脱炭素社会にかける意気込みを訴え、自民党との違いをアピールする構えだ。
引用元 「脱原発依存」を明記 立憲民主、エネルギー政策で自民との違いを鮮明に

このような姿勢を採ってきた党の代表に、仮に原発再稼働容認のような人物が就いたら、支持している人達は、どのような反応を示すのでしょうか。議員をまとめることもできるのでしょうか?

従来の負のイメージを払拭することは必要なことですが、「原発」についての立憲民主党のイメージを払拭するのは、方向性が違うのではないでしょうか。

イメージ払拭=支持離れにつながらないことを願いたいと思います。

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