【日本維新の会】改憲論議リードし参院選でさらなる飛躍狙う戦略とは?




総選挙で大躍進した「日本維新の会」。拠点の大阪では岸田自民党と戦った15選挙区で全勝、比例代表は全国11ブロックすべてで議席を獲得して、前回より4倍増の衆院41議席で公明党を抜き国政第3党になりました。

この選挙で名実ともに「維新の顔」となったのが副代表の吉村洋文大阪府知事です。

吉村氏は、維新が国政への発言力を強めると、早速、与党に揺さぶりをかけています。

「自民党が本気で腹くくって憲法改正するというなら我々は一緒になってやる。もちろん改憲項目は違うと思うが、自民党はそれはやらないと思う。とくに岸田政権はよりいっそうやらないと。僕はそれが本質だろうと思っているので、ちょっとここは残念な部分なのだが。総理総裁の首飛んででもやるというくらいの腹が自民党にあるかといえばない」(11月2日の記者会見)

そこで維新は国民民主と“改憲共闘”を組み、「来年の参院選挙までに改正案を固め、参院選と同時に国民投票を実施すべきだ」(松井一郎・維新代表の11月2日の記者会見)とぶち上げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/99d370fa828d8b771f4db28984484c2bd9d8b618

立憲民主党が失脚していく中、憲法改正に前向きな維新の会と国民民主党を加えると、衆参で改憲発議に必要な3分の2の議席を上回ることになりました。

尖閣諸島や台湾への中国の挑発や、北の核兵器開発、新型コロナなどパンデミック時の対応などを考えると、憲法の改正を望む国民は多いですし、改正した方が良いと思います。

今回の衆院選は、日本の未来に大きな追い風になったことは間違いないのでしょうか。

野党、与党の建設的な議論がされていくのを期待したいと思います。





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