新型コロナウイルス対策に専念し、抗体カクテル療法の普及を目指す菅総理。一方、ワクチン接種は2回目接種が出来ない人が。。。河野担当大臣は問題を把握しているのでしょうか。。。
自民党総裁選が公示され、次期総理総裁選びが本格化しています。マスコミの注目は自民党総裁選一色になっていますが、新型コロナウイルス対策に専念するとして総裁選出馬を断念した菅総理は着々と新型コロナウイルス対策を進めています。
総理が『専念』する為に出馬を断念した自民党総裁選に、閣僚でありながら出馬したのが河野太郎ワクチン接種担当大臣です。河野担当大臣が出馬することによって、ワクチン行政は大丈夫なのでしょうか。そして残念なことに大丈夫とはいえない状況のようです。
ワクチン接種は言うまでもなく2回接種が求められています。1回目の接種を受けた後、2回目の接種ができていない人がいることが明らかになりました。
河野担当大臣、こうした問題を解決することが自民党総裁選に出馬する以前に求められることなのではないでしょうか。
抗体カクテル療法の普及を目指す菅総理
新型コロナウイルス対策に専念するとして菅総理は、自民党総裁選への出馬を断念しました。その菅総理は新型コロナウイルスと戦っている現場を視察し、抗体カクテル療法施設の全国設置を支援すると語りました。
菅総理大臣は16日午前、東京都の小池知事とともに、都が中央区の築地市場の跡地に新たに設ける、自宅で療養している人を一時的に受け入れて酸素投与を行う「酸素ステーション」を視察しました。
このあと菅総理大臣は記者団に対し「この施設は、酸素の投与と、重症化の防止に極めて高い効果のある『抗体カクテル療法』の2つのことができる。患者の皆さんにとって、これほど心強いものはなく、画期的な施設だ」と述べました。
そのうえで「こうした施設を全国に増やしていきたい。政府は、しっかりと応援をさせていただいて、1人でも多くの命を救いたい」と述べ、全国に設置できるよう支援していく考えを示しました。
そして、菅総理大臣は、施設の廊下の壁に「皆様のご尽力に感謝」ということばと、みずからの名前をペンでしたため、施設をあとにしました。
『画期的』『これほど心強いものはない』と菅総理は、酸素投与と抗体カクテル療法の2つができる施設を絶賛し、全国への設置支援をしたいと新型コロナウイルス対策を更に一歩前進させようとしています。
しかし、新型コロナウイルスへの武器として期待されているワクチンの方で新たな問題が判明しました。
2回目の接種が出来ていない人がいることが判明。。。
菅総理の目標設定によって急速に進んだワクチン接種ですが、2回目の接種ができてない人がいることが判明しました。
さいたま市は、ファイザー製ワクチンの1回目接種後に、2回目の予約や接種が出来ていない16歳以上の市民を対象に、専用の予約枠を設けると発表しました。
中略
ファイザー製ワクチンの接種を1回受けたたあと、2回目を受けずに6週間以上経過している市民はおよそ5000人います。ファイザー製ワクチンの接種間隔は、3週間から6週間が目安とされていますが、6週間を超えても接種による効果は見込まれるため、2回目の予約が取れなかったり、2回目の接種が出来ていなかったりする人は利用して欲しいとしています。
引用元 さいたま市 2回目接種が出来ない市民対象に専用枠/埼玉県
河野担当大臣は、こうした事例があること把握しているのでしょうか。それともこうした問題は自治体がどうにかするものと考えているのでしょうか。
前者なら自民党総裁選に出馬している場合ではないですし、後者なら「自分で言うのもなんですけど……言っちゃいますけど、やはり河野太郎でなかったら、ワクチンはここまで来なかっただろうと、正直、思っています」などと言うべきではありません。
トップは新型コロナウイルス対策に専念、ワクチン接種担当の閣僚は自民党総裁選に夢中。。。少なくとも何をしなければならないか、優先順位をわかっている人が日本の舵取りをするべきです。現状では河野大臣は、次期総理大臣としての基本的な資格はないでしょう。しっかりとワクチン行政を果たしてからにしていただきたいと思います。