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新型コロナウイルス 識者の「健康な人は恐れる必要は無い」という意見は、特効薬があってこその話し

元大阪府知事で、大阪市長も務めた経験のある橋下徹氏が、5日に生放送された『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)で述べた新型コロナウイルスについての持論が、話題となっている。

「この日、橋下氏は前東京都知事の舛添要一氏、前宮崎県知事の東国原英夫氏とともにそれぞれの見地で、暮らしを脅かすコロナウイルスについて語り合っていました。

その中で、橋下氏は、『インフルエンザは 日本国内で1,000万人の感染者。そして1万人が亡くなっている』とした上で、『亡くなった方には申し訳ないがインフルエンザ(での死亡)は報道されない』と見解。そして、『社会で暮らそうと思えばリスクはある。 交通事故、震災、感染症、インフルもある』とも述べ、『今、1人感染者が出たら大騒ぎしているが大騒ぎする必要はない』と、不安を煽るメディアにクギを刺したのです」(芸能ライター)

この後、橋下氏からさらなる注目発言が。

「感染症に強くなるためには、みんなが免疫を持つこと」とし、「元気な人たちが感染して抗体を持てば、集団免疫を持って落ち着く」と展開。
そして、「重症化する人は守らなきゃいけないけど、元気な人は皆感染してもいいんじゃないの?」と持論を述べたのだ。

確かに橋下氏の言いたいこともわかるし、概ね納得できるところもあるが、新型コロナが恐れられている最大の理由が特効薬がないところ。

群馬大学は新型コロナウイルスに感染した患者に抗エイズウイルス(HIV)薬など3種類の薬を投与して、治療効果や安全性を調べる臨床研究を10日にも開始する。感染者の8割は軽症で回復するが、残り2割は重症化するとされる。重症化しつつある患者に投与し、効果と安全性を評価する。

ウォールストリートジャーナルは「新型コロナウイルス感染症の治療のため、日本では自国企業が開発した薬の試験が急いで進められている。だが、その効果には疑問があり、新生児に先天異常を引き起こす可能性もある。」という記事を発表している。

このように、ようやく臨床研究開始したばかりで、安全性が確かめられて普及するにはもう少し時間がかかりそうだ。

橋下氏ばかりでなく、「新型コロナは恐れる必要はない」という識者は多くいるが、薬がない中で、重症化する実例がある以上、それは無理という話だ。

効果的な特効薬さえあれば、恐れる必要もなくなるだろう。

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