ひと騒ぎがあった参議院長野選挙区。立憲民主党公認候補を応援している人たちは極左勢力ということになるのでしょう。

長野における参院補欠選挙は、選挙戦が始まる前から注目が集まっていました。

注目を集めた理由は、立憲民主党の公認候補への支援を同じ野党の国民民主党が取りやめることを示したためです。

国民民主党が推薦を取りやめに舵を切ったのは候補者が結んだ政策協定が原因でした。

この政策協定について立憲民主党の役員が火消しに走りましたが、公認候補の活動をみると極左勢力に担ぎ上げられている姿が見えてきました。

野党共闘、野党統一候補のはずがひと騒動。。。

野党統一候補として、意気込んで参議院長野選挙区補欠選挙に臨んだはずの野党候補ですが、当選を第一に考えたのでしょうか。とんでもない政策協定を締結し、同じく野党の国民民主の怒りを買いました。

「われわれの政策と異なるものを協定として結び、それを了としていることが一番問題だ」。国民の榛葉賀津也幹事長は26日の記者会見で、参院長野補選に立民公認で立候補する新人の羽田次郎氏について、党推薦を取り消すかを近く決める考えを示した。

 問題視しているのは、羽田氏が2月末に立民、共産、社民の県組織や市民団体と結んだ政策協定。「2050年までに再生可能エネルギー100%を実現し、原発ゼロ社会をめざす」「日米同盟に頼る外交姿勢を是正」などとし、消費税5%への減税や核兵器禁止条約の即批准も掲げている。
引用元 長野補選、野党共闘に暗雲 立民新人、共産と協定 連合や国民が反発

国民民主党が怒りを覚えるのも無理はありません。政策協定の中身だけを見れば、立派な極左候補です。

立憲民主党の支持団体である連合も、この政策協定には難色を示しました。この異常事態を受けて、立憲民主党の枝野代表は、珍しく早急に動きました。

立民の枝野幸男代表は「長野県連の軽率な行動。党本部としてその内容に拘束されるものではない」として、3月17日に連合の神津里季生(こうづりきお)会長に陳謝した。連合は、羽田氏が旧民主党系の政治団体との間で別の政策協定を結び、枝野氏とも「二度と繰り返してはならない」との申し合わせができたとして、いったんは矛を収めた。
引用元 長野補選、野党共闘に暗雲 立民新人、共産と協定 連合や国民が反発

枝野代表が動いた結果、この問題は終息したように思えました。ですが、候補の政治活動を見てみれば政策協定は結び直したものの周囲の主張は変わっていないことがわかりました。

応援してくれる人達は、極左の人たち?

極左勢力との結びつきが、思わぬ事態を巻き起こしてきた参議院長野選挙区補欠選挙ですが、その極左勢力は自らの存在を隠そうとはしていません。

長野選挙区補欠選挙の候補者を「応援する会」と称する団体が、次のような画像を投稿していました。

この並べられたプラカードを見ると、どんな団体が支援しているのかは一目瞭然です。

国民民主党の逆鱗に触れ、連合も難色を示し、枝野代表が火消しに走った「2050年までに再生可能エネルギー100%を実現し、原発ゼロ社会をめざす」「日米同盟に頼る外交姿勢を是正」は、支援団体の中では今も共有されていることがよくわかります。

枝野代表は必死に火消しに回りましたが、実態としては何一つとして変わっています。

長野選挙区補欠選挙は、文字通り補欠選挙です。そのため一つの選挙区に注目することができますが、今年行われる衆議院議員総選挙は選挙区が300あります。

全ての選挙区を見ることは難しい衆議院議員総選挙ですが、今回のように立憲民主党の候補を極左勢力が支援することは火を見るよりも明らかです。

立憲民主党が擁立する候補は、総じて警戒すべき候補なのです。

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