立民が若手を猛特訓。。。国会質疑に悪影響を及ぼさないのでしょうか。。。
『批判ばかり』との声が投げかけられている立憲民主党は、その評価を変えようと必死になっています。
所属国会議員は『批判だけではない』と言っていますが、多くの人は批判を絶対にダメとは思っていません。問題は建設的な議論にならないことです。
注目が集まる国会質疑ですが、立憲民主党は若手議員に猛特訓を行っていると報道されました。その猛特訓は国民の期待に応えることになるのでしょうか。
猛特訓。。。ちょっと遅すぎやしませんか。。。
国会議員の重要な仕事の1つが国会での質疑です。その質疑について立憲民主党が若手議員に特訓をはじめました。
ですがその特訓では驚きの点がありました。
立憲民主党は国会質疑の質向上を図ろうと「衆院1・2期生対象質問講習会」を始めた。ベテラン議員が若手に質問の極意を伝授する試み。岸田文雄首相や閣僚との迫力ある国会論戦を目指し、党勢回復につなげたい考えだ。
「皆さん、国会中継を見て政府をどうただすか、議員の質問技術・技法になるほどと思うこともあるでしょう。しかし、テレビで見るのは最終的アウトプットなんです」。1月27日の講習会初回で、衆院当選7回の馬淵澄夫国会対策委員長はホワイトボードを使いながら熱弁を振るい、質問の事前準備を徹底するようアドバイスした。
昨年の衆議院議員総選挙で初当選をした1回生議員ならまだしも、2回生議員も対象にしているのです。
前々回の衆議院議員総選挙から前回の衆議院議員総選挙までは任期満了に近い時間がありました。その約4年もの間で、質疑に関する教育はしてこなかったのでしょうか。
約4年もの間、質疑に関して、仮に教育をしてこなかったのであれば、立憲民主党は若手を育てる気がなかったということに他なりません。
今回立憲民主党が国会質疑の特訓を始めたのは、前回の衆議院議員総選挙で論客が落選したからだと報道されていますが、落選した議員の中に論客はいたのでしょうか。正直、批判だけしかできない不勉強な政治家が多かったのではないでしょうか?
そしてこの特訓ですが、恐ろしいのが講師についてなのです。
講師の中には前国会対策委員長の名も。。。
国会での質疑の向上の為に行われている立憲民主党の若手議員への特訓ですが、果たしてこれが建設的な議論に役立つことはあるのでしょうか。
講師を見れば、建設的な議論への期待も薄れてしまいます。
旧民主党は00年代に国会で「耐震偽装問題」などを追及し、政権交代を果たしたが、国会の質問手法を若手に教える仕組みはなかったという。講習会は4回予定されており、長妻昭元厚生労働相や安住淳前国対委員長も講師を務める。
立憲幹部は「企業では研修など新人教育が当然だ。自民党は派閥が教育の場になっているが、野党にはない。ベテランの技術を共有して底上げする必要がある」と話した。
引用元 立憲、国会質疑の質向上へ若手猛特訓 辻元氏ら落選で育成急務
講師として予定している者の中には、安住淳前国会対策委員長の名があります。安住衆議院議員は、マスコミとの間で軋轢を生じさせたり等々話題に事欠かない人物ですが、国会質疑については未知数です。むしろ枝野代表時代の質疑に先祖返りする可能性すらあります。
立憲幹部は『教育の場』と言っていますが、気が付くのがあまりにも遅いのではないでしょうか。そのことに今更気が付いたのでしょうか。
立憲民主党は党として本気で党勢回復を目指しているのでしょうか。あまりにも伝えられることが稚拙な事ばかりです。
建設的な議論を人々が求めている、ただそれだけのことに、いつになったら気が付くのでしょうか。