
立民が首班指名で「野党がまとまれば勝てる可能性ある」と野党結集呼びかけも、温度差です
立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産、参政、日本保守の野党6党と衆院会派「有志・改革の会」の国対委員長らは7日、国会内で会談しました。
立民は石破茂首相の退陣表明に伴う首相指名選挙に向け、野党統一候補の擁立を呼び掛けた。国民民主は党内に伝えるとして回答を保留した。
自民党の高市早苗総裁の就任を受け、自民、公明両党の関係はぎくしゃくしている。立民の安住淳幹事長は記者団に「(野党側からの首相選出が)リアルな話になってくる」と指摘。立民の笠浩史国対委員長も「野党がまとまって対応すれば首相指名で勝利する可能性もある」と語った。
野党各党は7日の会談で、臨時国会の早期召集を求める方針も確認した。
「国民民主は党内に伝えるとして回答を保留した」とあるように、かなり温度差があるようです。立民が旗を振っても、すべての野党が立民に追随する可能性はかなり低いです。
たとえば、「野田代表を首相に」となった場合、国民民主、維新、参政、保守は乗ってこないと思われます。仮に「玉木代表を首相に」の方向であれば、まとまる可能性はまだあると思います。また、立民は公明の連立離脱を期待しているようで、自民から引きはがしたい考えのようです。
議席の上ではまだ野党第一党の立民ですが、主導権はもう握れないようです。
