現役閣僚も石破首相を不信任です。鈴木法相が直接石破首相に総裁選の前倒しを求める意向を伝えました




自民党内の石破おろし巡り、政務三役から総裁選の前倒しを要求する意見があがり話題となっていましたが、遂に現職の閣僚も総裁選前倒しを求めることを明かしました。

石破内閣を支えるはずの政務三役が次々と表明ですが、総裁選の前倒しを求めるということは、石破内閣を信任しないということです。

現役閣僚も石破首相を不信任です

小林環境副大臣、斎藤財務副大臣、神田法務政務官、高見国土交通政務官などが総裁選に賛成する考えを示しています。8月29日には、岩屋外相が「政府で仕事をしている以上、石破首相の指揮のもとに与えられた任務や使命を果たしていくことが最大の責任だ。そうでない判断をするならば、しかるべく行動がなされるのが当然のことではないか」と述べ、政務三役が賛成する場合は役職を辞任すべきとの考えを示しました。

しかし、岩屋外相のけん制など何のその、小林氏らは勇気ある公表を行いました。

そして、遂に政府の中枢である現役閣僚が動きました。『鈴木法相が5日、石破茂首相と会談し、前倒しで自民党総裁選を求める意向を伝えました』と、鈴木法相が直接石破首相に意向を伝えたと言います。

鈴木法相は自身のブログで「先の参議院選挙において、与党が大敗し、衆議院、参議院の両院で過半数を割ることとなりました。様々な課題が山積する中、政治が停滞することは許されません。自民党への信頼回復のためにも党が一致結束してゼロから出直すことが必要です。また、両院で過半数に満たない状況で与党として政策を前に進めることは現実的に極めて困難です。党として連立の枠組みをどうしていくのか、あるいは国民から信任されなかったことを真摯に受け止め下野し野党として出直すのか、こうしたことを真摯に議論する必要があります」と説明。その上で「こうしたことを踏まえれば、今の状況にあっては、総裁選挙を前倒しし、党員の方々にも広く参加いただく総裁選を実施することが最善と判断しました。ご理解いただけますようお願いいたします」と綴っていたとのことです。

非常に重い決断だと思いますが、これ以上政治空白を作らぬための判断だったようです。いま、どう行動を起こすか悩んでいる政務三役の方々も動き出す可能性があります。

また、自民党内では党四役が石破首相に辞任の意向を伝えたほか、小渕優子組織運動本部長が参院選の責任を取るとしてまた、党執行部に辞意を伝えました。有村治子参院議員が「自民党両院議員総会長の辞表を、森山幹事長に提出させて頂きました」とXで報告しています。

石破内閣、石破執行部共にぐらぐらの状態です。与党と内閣の混乱はそのまま政治の混乱に繋がります。この状態を各野党も呆れていると思います。

国民のためにも早期の収束をお願いしたいです。




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