
危険ドラッグ「ゾンビタバコ」が若い世代で流行で、特に沖縄で広がりを見せています。沖縄県や厚労省が注意喚起です
違法薬物を含む、いわゆる「ゾンビタバコ」と呼ばれる危険ドラッグが若い世代を中心に流行し、社会問題になっていて、特に沖縄で広がりを見せているようです。
危険ドラッグで逮捕者相次ぐ
床に押さえつけられ、叫び声を上げています。こちらの男性は、体が震えていて、手にはたばことみられるものを持っています。これは「エトミデート」と呼ばれる、日本では未承認の医薬品成分が含まれる危険ドラッグを使用したとみられる映像です。
電子たばこで吸引できるリキッド状のもの。吸引後、もうろうとする様子から「ゾンビタバコ」と呼ばれ、今、日本でも沖縄を中心に所持や使用の疑いで逮捕者が相次いでいます。
引用元 「ゾンビタバコ」沖縄で流行…逮捕者相次ぐ 違法薬物を含む危険ドラッグ なぜ蔓延?
沖縄県は公式ホームページで『「笑気麻酔」と称する、国内未承認の医薬品成分を含む危険ドラッグ にご注意ください!!』と呼びかけています。

(出典 沖縄県)
沖縄県内において、「笑気麻酔」と称する、国内未承認の医薬品成分「エトミデート」が含まれる危険ドラッグ(電子たばこで吸引できるリキッド状のもの)が乱用される事例が確認されています。
危険ドラッグは、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤等と同様に大変危険な薬物です。
また、健康被害だけでなく、傷害事件や交通事故等で他人を巻き込む事例も報告されています。
「笑気麻酔」と称する危険ドラッグは、「買わない、使わない、関わらない」ようご注意ください。
引用元 https://www.pref.okinawa.lg.jp/iryokenko/eiseiyakuji/1005320/1006278/1025206.html
なぜ沖縄で蔓延しているのか?ということですが、薬物事情に詳しいジャーナリストによりますと「日本が今ターゲットにされているという可能性は十分あるのかなと思います。(沖縄は)中国や台湾と物理的に近いというところが一つ大きなポイント」「中国の大陸マフィアとパイプがあるような日本の他のエリアの密売人や暴力団組織が、じゃあこっちでも“シノギ”になるのだったら、そこから仕入れてうちでも販売しようということに徐々になりつつあるのではないかという危惧はあります」とのことです。
また、「こうした違法薬物の蔓延の背景に、インターネットを経由した販売・購入が大きな影響をしています」との指摘もあります。
疑問なのは、厚生労働省や沖縄県が注意喚起しているにもかかわらず報道が少ないことです。フェンタニルの件にしてもそうですが、こういった危険ドラックについては、省庁や自治体の公式発信だけでは浸透しません。メディアがもっと大々的に取り上げ、国民に警戒を促すべきだと思います。
