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野田代表が不信任案を提出見送りです。「政治空白を作る」「可決の確信ない」とのことですが、これまでの提出は何だったのでしょう

今国会で立民が内閣不信任決議案を提出するかが注目されていましたが、野田代表は提出しない判断をしました。

不信任案提出を巡っては、野田代表と執行部が慎重な姿勢でしたが、他の野党から提出を求める意見もあがっていました。党内からも小沢氏などが執行部の煮え切らない姿勢を批判していましたが、野田代表は米国との関税交渉などを理由に、政治空白を作ってはいけないと、提出しない判断をしました。

政権交代のチャンスを棒に振る立民

提出の決定は野田代表に委ねられたようですが、野田代表は不信任案を提出しなかった理由について『関税措置をめぐるアメリカとの交渉に触れ、「トランプ大統領と交渉する当事者が石破首相だ。交渉の最中に足を引っ張る政治空白は、作るべきではない」と述べた。さらに野田氏は、緊迫する中東情勢にも触れ、「邦人の退避が心配だ。危機管理上の問題もあるときに、政治空白は作るべきでないと、首相経験者として思った」と強調した』とのことであります。

不信任案の見送りについて、党内外から「弱腰」との批判が出ていることについては『野田氏は「今の国益を考えた判断を弱腰と呼ぶのか、逆にお聞きしたい。弱腰じゃないだろう。責任ある態度ではないか」と、語気を強めて反論した』とのことでした。

また、野田代表は「可決できたかどうかは出してみないと分からなかった。賛同する党があったのかどうかよく分からない」と、提出したとしても可決できる確信はなかったと述べていました。

疑問ばかりであります。政治空白で言えば、立民はコロナ禍の最中でも提出していましたし、与党安定政権で可決されるわけがない状況でも提出を繰り返してきました。言っていることとこれまでの辻褄が合いません。これまでの提出はいったい何だったのでしょう。野田代表とこれまでの代表とは違うと言えばそれまででしょうが、野田代表のこれまでの言動と今回の発言を見ていると、提出しなくていい理由を探していたようにしか思えません。

少数与党で政権交代のまたとないチャンスにも関わらず、それをいかせない代表に支持者はがっかりしていると思います。

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