立民女性議員が離党です。候補者一本化、代案示されずで「居場所がない」 「女性議員増で自民と違い強調」は口だけですか?
選挙前には党内でゴタゴタが発生する立憲民主党ですが、またもです。
夏の参院選広島選挙区で、立憲民主党は森本真治議員を公認し、一本化するようです。同選挙区は宮口治子議員も現職として活動しています。しかし、立民は共倒れを懸念し、森本氏の一本化を選択しました。これを受け、宮口氏は「居場所がない」と離党届を提出しました。
女性議員増で自民と違い強調は???
7月の参院選広島選挙区で、立民は森本氏の一本化を決めました。同選挙区は河井案里氏の当選無効に伴う再選挙で4年前に当選した宮口氏が当選後に立民に入党しています。しかし、一本化により宮口氏は同選挙区での公認は受けられず、処遇について党から代案が示されなかったと言います。
これを受け、宮口氏は党に離党届を提出し『ここに残っても居場所がないというところを考えて判断させていただきました。有権者の皆さんが票を入れた気持ちを軽視されたんじゃないかなとキツい言い方かもしれないが、ちょっと残念でなりません』とコメントしています。
党内や選挙区などの諸般の情勢を勘案して、候補の一本化はまだ理解できるとして、「処遇について党から代案が示されなかった」とはどういうことでしょう。他の選挙区からの出馬や、衆院へのくら替えも打診しなかったのでしょうか。あまりにもひどい話です。
立民は女性議員の大幅増を訴えていて、男性議員が多い自民党との違いを強調したかったはずです。
昨年11月には『辻元清美本部長は冒頭「来年の参院選で女性議員をがんと増やすため力を合わせよう」と強調。候補者擁立の取り組みに加え、女性議員が全国各地で支持の掘り起こしに努めるよう呼びかけた』と報じられていました。
それを、このような形で女性議員を切り捨てるなど、「有言不実行」としか言いようがありません。