立民の衆院主要ポスト獲得に、榛葉幹事長が指摘です!「委員会がもし混乱することになれば…」
衆院選で与党が過半数割れしたことを受け、衆議院の17ある常任委員長のうち、法務委員長など7つのポストを野党が獲得することになりました。
このなかで、立憲民主党は目玉となる予算委員長のほか、法務委員長のポストも獲得。法務委員会では、これまで選択的夫婦別姓をめぐる問題について議論されていて、法務委員長のポストを得ることで、制度の実現に向け主導権を握りたい考えのようです。
また、憲法審査会の会長には、枝野幸男元代表が就く予定です。
世論の受け止めは、与党が少数与党になることで、自民が譲ったという意見が多いようですが、国民民主党の榛葉幹事長はちょっと違った受け止めをしていました。
立民、重要ポスト握るも、大きな責任
注目されているのは予算委員長、法務委員長、憲法審査会会長です。これを立憲民主党が握ったということは、立民が主導することになります。選択的夫婦別姓については、立民が主導することになると思いますが、予算委員長と憲法審会長について、榛葉幹事長は『「国民民主にも結党以来、初めて委員長ポスト(決算行政監視委員長)が回ってきた」と述べた上で「この大きな変化を得て、野党にも責任が生じる。衆議院はしっかり頑張っていただきたい」』と述べたうえで、『「なかなか、自民党さんはうまいね。過半数割れしても上手だと思った」と私見を口にした上で「(自民党が)予算委員長を立憲にあげ、憲法調査会長も立憲にあげる。(憲法に関する)議論をしなかったら、やっぱり立憲さんは議論に後ろ向きだとか(言われるし)、予算委員会がもし混乱することになれば…。委員長ポストや会長ポストを持つということは、国会運営に責任を持つということ。きちんと回す責任が野党にも出てくるということだ」と指摘。重要ポストを担当することになった立民側の国会の回し方が、今後問われる流れになることに言及した』とのことです。
立民の皆さんは、委員長ポストを手にしたと浮かれているようですが、委員会を回す責任がある以上、これまでのように無責任な追及で無駄に時間を費やしたり、審議拒否などして議会を混乱させれば立民に批判が集まるということです。なるほどそういう見方もありますね。
榛葉幹事長は、その上で『(野党も)結果を出す政治をやらないといけないし、憲法論議はないがしろにできることでもない。この2つの重要なポスト(予算委員長と憲法審査会長)を立憲さんが持ったということは、野党第1党にも国会運営の大きな責任が生じるということなので、見守りたい』とのことですが、お手並み拝見というところです。